北京旅行記 2015年6月 最終日 釣魚台国賓館



北京6日目の朝、帰国をする最終日です。


「楽しかっ~た、ひとときが~、今はも~う、過ぎてゆく~」©カックラキン


宿泊客の思いを代弁するこのメロディーが、部屋のテレビの「釣魚台チャンネル」から、絶え間なく流れています。
番組製作者のなかに、きっとなお子婆さんのファンがいるのでしょうね。(ないない)

「釣魚台チャンネル」は、番組内容が、「釣魚台を訪れたVIP」、「釣魚台の四季」、「釣魚台の宝物」といった
オフィシャルなものだけでなく、「棟対抗、卓球大会」や「棟対抗、まんじゅう作りトーナメント」のような、
父兄の撮った運動会ビデオ並みにゆる~い映像もなぜか紛れこんでいて、
テレビをつけるとついついチャンネルを合わせてしまいます。



最後の朝ごはん



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かぼちゃのお粥です。

美味しい、毎朝こんな朝食が食べられたなら・・・



では、最後に釣魚台の館内に展示されていた、宝物の一部を紹介します。




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この背の丈よりも大きな壷は、一本の大木から彫られたもので、
写真では分かりづらいですが、レースのように全て空かし彫りになっています。



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ため息がでるほど、素晴らしいものばかりですね。





釣魚台のいたるところに飾られていたのが、「漫画サンデー」か「かっぱ黄桜」調の、ちょっと劇画ちっくな絵画



「くねくねお色気光線!」



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「ジュリアナ小姐」



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「心のプラカード」 



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Fin !



恐らく、名のある巨匠の作品だと思うのですが・・・  ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。




チェックアウトの前には、釣魚台の近くにある、北京で一番古いといわれる
イスラム料理店「鸿宾楼」に、最後の羊を食べにいってきました。

烤羊肉串(羊のケバブ)、红烧牛尾(オックステールの煮込み)、时蔬全素(各種野菜の炒め)など、
心に残る料理があったのですが、生憎いつものうっかりでカメラのバッテリーを忘れてしまいました。

また、次回の訪問時に、画像をアップしますね。




チェックアウトの際には、スタッフの皆さんが、玄関口まで出て

「また来てね~!再見~!」

と、見えなくなるまで手を振ってくれました。
昨夜の日本語が話せる方も、見送りしてくださいました。



今回は、事前にお願いしておいたカートで正門までいき、そこからタクシーで空港へ向かいます。
正門前から空港第三ターミナルまで、渋滞に巻き込まれることもなく、約1時間、150元でつきました。




お仕舞いに、釣魚台への宿泊を計画して、このブログを読んでくださった方へのアドバイスを少し (僭越ですが)


釣魚台は、一般のホテルへ宿泊するのとは、まったく事情が異なります。


まず、高級ホテルのような、いたれりつくせりのサービスは、ありません!
というより、ほとんど放置プレー
こんなに野ばなしにさせてしまっていいのかと、こちらが心配になるほどです。

第二に、英語が(もちろん日本語も)ほとんど通じません!
今回の滞在で、英語が通じ普通に意思の疎通ができたのは、男性マネージャーひとりだけでした。
ほとんどのスタッフは、中国語オンリーです。

第三に、苑内に食事を取れるところがありません!
お茶を飲めるラウンジはあるのですが、食事は全て予約制で、
急にお昼を食べたくなっても、外にでるしかありません。

夕食の料金は、最低 1200元+15% からでした。(昼食は未確認)
これも未確認ですが、恐らくルーム・サービスもなかったと思います。
もしかしたら、倶楽部棟で軽食を取ることができるかもしれませんが。

第四に、外出の際は、自家用車がない限り、行きも帰りも近くの門まで、歩いていかなければなりません!
(結構な距離です)
苑内は、頻繁にカートが走っていません。


高級ホテルの利便さや高品質のサービスを求める方、時間の制限があるビジネス目的の旅行には
釣魚台は向いていないかもしれません。

ただ、今回の宿泊が中国の連休に重なっていたので、通常の運営と違っていたのかもしれません。
また、VIP 待遇で泊まられる方は、まったく異なる手厚いおもてなしがあると思います。


以上のことをふまえても、今回の滞在は素晴らしいものでした。

中国の人たちのおおらかさを実感できる、飾り気の無い素朴で自然体なおもてなし。
ホテルというより、むしろ高級な民宿、文字通り、ゲスト・ハウスに泊まったような感覚です。


私自身は、今回の滞在を心から楽しみ、釣魚台の大ファンになってしまいました。

2泊だけでは、まったくものたりません。
次回は必ず3泊以上、のんびりと滞在を満喫したいと思います。

というより、釣魚台に泊まる目的のために、必ず北京を再訪しようと思っています。



ながながとなりましたが、これで6月の北京旅行記はおしまいです。


一段落したら、昨年の北京旅行をアップする予定です!


by nonaetamu | 2015-10-24 18:33 | 中国 | Comments(1)

北京旅行記 2015年6月 5日目 釣魚台国賓館 晩餐



今晩は最後の夜なので、外出をせずホテル内で、ゆっくりディナーを楽しみましょう。

予約の時間になると、食事の準備が整ったことを、スタッフが部屋まで知らせにきてくれます。
その時点では、何処で食事をするのか、まだ知らされていませんでした。


釣魚台内には、いわゆるレストランや食堂というものはありません。

1名でも2名でも、バンケットとして宴席が設宴されます。


案内の方についてゆくと、大会議場の真上に位置する、優雅な個室に案内されました。




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卓上のキャンドルに火が灯され、ディナーの幕開けです。




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四品小菜(イカの酢の物、冬虫夏草、髪菜と緑豆、山芋にブルーベリーソース)

鮑仔冷头(鮑と海老のオードブル、海苔入りの卵焼きは懐かしいお弁当の味です)




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とても丁寧な下ごしらえがうかがえる、素晴らしい味と歯ごたえです。


4名のサービス係が、つきっ切りで2人の面倒を見てくれています。
深夜の「氷」騒動に懲りたのでしょうか、日本語を話せるスタッフも1名います。

日本語といっても、「ビール?紹興酒?」、全ての料理の説明が「これは、美味しい」のみ
と、中華街の王さん程度なのですが、気さくな対応にとても気持ちが和みます。


「氷」騒動というのは、昨夜のお風呂上りに冷たいお茶が飲みたくなり、電話で氷をお願いしたのです。
電話ですと、言葉が通じないので、いつもスタッフが部屋まで飛んできてくれます。

部屋にきたボーイに「アイス・プリーズ」と言っても、案の定言葉が通じません。
その後は、身振り手振りの、連想ゲームです。

すったもんだの末、筆談で「氷」と書いたら、「泳ぎたいのか?」と。
「なんでこんな深夜に水泳せなあかんねん!」と心の中でつっこみを入れます。

結局、ネットの自動翻訳を使って理解してもらいました。
中国語で「氷」は、「冰」と書くのですね、勉強になりました!

「あー疲れた~!」 
と、きっと相手もこりごり思ったのでしょう(笑)

釣魚台に泊まる方は、指差し会話帳が必携です。



次の料理は  酸辣乌鱼蛋汤(イカの卵巣入り酸辣湯)
大根の餡が入った、焼きたてさくさくのパイと一緒にいただきます。

前回の北京旅行で発見した美味です。
釣魚台のスペシャリテでもあります。
どんな味がするのでしょうか?




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興奮しすぎて、写真を撮る前に、半分以上飲んでしまいました。

一転の曇りも無い、澄み切ったクリアなスープです。
新鮮なイカの卵巣は、上品な花のような香りがします。

辛さもしっかり効いていますが、心にしみわたる穏やかな味です。





釣魚台佛跳墻 

さらに興奮して、またシャッターを押すのを、すっかり忘れてしまいました。





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壺の中に、最高品質のフカヒレ、鮑、ナマコ、貝柱、魚の浮き袋が、たっぷりと詰まっています。

そしてこれがスープじゃないんです。
出汁にとろみがあって、温かいゼリーのような、二日目のカレーのような。
海産物のエキスが濃縮されたゼリーを、具にからめながら食べる感じです。

これも最高に美味しい!
素材の調理も、完成度も、香港の「福臨門」の佛跳墻をさらに数メートル跳び越えたような衝撃です。

佛跳墻には、白米が一膳、こぶりのお茶碗で供されました。




糟溜鱼片  魚の切身の酒粕風味餡




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やはり本場のものは、甘みが少し強いようです。




虫草花獅子头

周恩来の大好物だったという、釣魚台の名物のひとつです。
冬虫夏草が入っています。




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薄味のお澄ましに、上品な豚肉のしんじょう
日本のお碗のように、食べ進むにつれ、具と出汁の変化が楽しめます。
美味しいです!




玛瑙鱼圆  魚の擂り身の団子のスープ




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魚の団子が、驚くほどにふわふわなのですが、しっかりとした魚の風味があります。

そしてスープが、油と出汁を乳化させたような、熱々のドレッシングのようなトロミがついています。
しかし、決して油っこいわけではなく、澄んだスープの味がします。

マイ・ベスト「魚玉」である、台北の「天香楼」に迫る美味しさです!




珍菌瓜盅  さまざまなキノコをメロンに詰めたスープ




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この料理もしみじみと美味しい!

あるやなしやのはかないお澄ましの中に、何種類もの珍らなキノコが入っています。

モリーユや、松茸の香りもします。




ここからデザートコースです。


三種の点心 (小豆の粽、蒸しパン、蒸し餃子)




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中でも粽が、素朴ながら洗練された美味しさで、満腹ながらも思わず完食してしまいました。



料理名が分かりませんが、米麴のお粥のような?




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ほどよい温かさと、自然な酸味と甘さで、お腹を優しくおさめてくれます。


今回はかたよったバランスの悪い献立ですが
それは、自分の好みの料理ばかりを、思うがままにリクエストしたからです。

汁物が大好きなので、中華料理に行くと、スープをダブル注文、トリプル注文するのは、いつものことなのですが
今回は、なんとスープものが5品でした! ペンタ・・・(汗)




最後は 鮮水果 (フルーツの盛り合わせ)




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どの果物も、厳選された完熟ものばかりです。
最後の最後まで、抜かりがありません。



完璧にノックアウトです!

驚いたのは、汁物が5皿もあったにかかわらず、コースの流れに完璧な緩急が組み込まれていたことです。
スープの濃さ、温度、口当たりのとろみ、油の量、全てに変化があり、計算されつくしていました。

素晴らしい料理でした、間違いなく人生最高の中華料理体験です!



スタッフの皆さんも、有難うございました!




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余談ですが、釣魚台の女性スタッフは、皆さん背丈がほぼ統一されているようで・・・誤差±2cm?


参考までに、今夜の予算は、1名 1750元ほどです。
その価値は、十二分にあったと思います。



部屋まで平行移動して、あとは寝るだけです!



by nonaetamu | 2015-10-24 18:32 | 中国 | Comments(0)

北京旅行記 2015年6月 5日目 海碗居



本日のお昼も昨日と同じく、炸酱面の老舗

「海碗居」

釣魚台北門から、徒歩15分ほどです。


少し出遅れてしまいました。
まだ12時前だというのに、20組の行列です。

待つこと20分ほど、広い店内なのになんと、昨日と同じテーブルに案内されました。



今日の注文は

定番となった、麻豆腐




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こちらの麻豆腐は、味付けが穏やかで、とても気に入りました。



老虎菜   万願寺唐辛子?とキュウリ、香菜の和え物



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ゴマ醤油風味の味付けです。 
塩味のほうが好みかな?



白水羊排  羊のスペアリブを茹でたもの




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葱爆羊肉  羊肉と白葱の炒め物

市販の焼肉のタレのような、ご飯に合いそうな味付けです。




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焦溜丸子 肉団子の甘酢餡かけ

北京のひとは、本当に好きねぇ~(笑)




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清炒百合  百合根の塩味炒め

百合根がほくほくで甘い!




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今日は、炸酱面の面を、幅広のパッパルデッレ風にしてみました。




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混ぜたアフターの、お見苦しい写真で申し訳ありません。



今日も、満足、満腹です。
会計は、300元ほどでした。



ランチのあとは、船で頤和園へ向かいます。
釣魚台横の玉淵潭公園から頤和園まで、かつて西太后が通ったであろう運河を
昔の栄華に想いを偲ばせ、1時間かけての優雅なクルーズです。


到着後、大勢の観光客で賑わう頤和園を、早足で観光。
慣れない観光の疲れを癒すため、「アマン@サマーパレス」でお茶を楽しみ、一息つきました。





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アマンのカフェ、テラス席も屋内の2部屋も満席、観光客で大賑わいでした。

いらっしゃる方は、事前に予約をしておいた方が、いいかもしれません。




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お茶で思い出したのですが、素晴らしい中国茶と出会いました。
「金駿眉」という紅茶です。

アッサムのような深いコクがるのですが、ダージリンのように華やかなムスクの香りも高い。
両者のいいとこどりをしたような、豊かで飽きのこないお茶です。

もし見かけたら、是非試してみてください。
超お勧めです!




帰路は、頤和園からさっくと地下鉄で白堆子駅まで。
白堆子駅から釣魚台の北門までは、歩いて5分ほどです。


北門が見えてきました。





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京都にあるような、格好のいい門ですね。




それでは、今回の旅のメイン・イベント、釣魚台でのディナーに備えて、部屋で身支度を調えましょう!


by nonaetamu | 2015-10-24 18:31 | 中国 | Comments(0)

北京旅行記 2015年6月 4日目 砂锅居



本日の晩御飯は、また鍋! 

四日連続です、真夏の北京で・・・(汗)


釣魚台から外部へ出入りする場合は、チェックイン時にカードキーと一緒に渡される、通行証が必要です。
簡単に偽造できそうですね(笑)




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土鍋料理の超老舗、1741年創業の

「砂锅居」



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店舗の外観、撮るの忘れてしまいました。



まずは、看板料理の 精品黒猪砂锅白肉  豚のばら肉、白菜の漬物、マロニー、干し海老等の土鍋




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あっさりとしていて美味しいです。

腐乳のつけだれも必要ないくらい、だしがよくでています。
地元の人たちは、これで白いご飯をかっこんでいました。

冬になったら家でも作ってみましょう。



国宴獅子頭  豚ひき肉の大きな肉団子です。





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少し脂身が多すぎかな?




干炸黒猪小丸子  肉団子の揚げ物  
北京ではちょっと高級な黒豚がブームのようです。
山椒塩か、大蒜味噌でいただきます。





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お店の名物料理のようで、9割がたのテーブルで注文されていました。
北京の皆さんは、本当にミートボールが大好きなんですね!




糟溜鱼片  魚の切身の酒粕風味餡かけ

個人的に大好きな料理なので、本場の味を試してみたくで注文しました。




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本場のものは、かなり甘みが強く味付けされています。



精品九转肥肠  大腸の甘酢煮  

腸がロール状に何層か詰め込まれています。
とても柔らかく煮込まれていて、美味しい!




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写真に撮り忘れましたが、こちらの芝麻烧饼(ゴマ付き焼きパイ)もくせになる美味しさでした、お勧めです。



これも砂鍋居の名物  杏仁豆腐




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これが大ヒット!

こんなに美味しい杏仁豆腐は初めてかも?
柔らかさといい、甘み、杏仁の香りといい、好みにどんぴしゃりでした。



今日はタクシーに乗って西四の本店にきたのですが、帰りがけに支店が釣魚台のすぐそばにあることを発見。
次回からはご近所グルメが楽しめそうです。



今夜も、満足、満腹です。
お会計は、360元ほどでした。


あとは、帰って寝るだけ!


by nonaetamu | 2015-10-24 18:30 | 中国 | Comments(0)

北京旅行記 2015年6月 5日目 钓鱼台国宾馆



少し早起きしたので、朝ごはんの前にすこし泳ぎましょう!





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屋内プールのあるクラブ棟には、サウナ、バー、全天候型テニス、ボーリング、卓球、囲碁室等の設備もあります。

黒塗りの運転手付き高級車で乗りつけるメンバーが、朝から何名か泳いでいます。
きっと党の幹部のえらい方たちなのでしょうか。



朝食は、バイキング・スタイル。

品数は少ないですが、どの料理もびっくりするくらい丁寧で穏やかな味付け、とても美味しいです。
今晩のディナーへの期待が高まります。




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ただし、洋食系のパン、ソーセージ、ハム類は、まだまだ残念なレベルです。



陶器のなかは、自家製ヨーグルト。
野菜入りおかゆが、朝の胃に優しくしみ込みます。

北京のお粥は、香港のように出汁の味付けがなく、日本と同じくお米の自然な甘みだけの味付けでした。




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お粥と一緒に油条を食べようとしたら、黒服のスタッフが大慌てで温かい豆乳を運んできてくれました。
そして有無を言わさず、ほぼ強制的に食べさせられました(笑)
北京では、豆乳と油条は、きってもきれない食べ合わせのようです。

ビールと枝豆のようなものでしょうか?



食後は、苑内を散策してみましょう。
少し長くなりますが、どうぞお付き合いください。


正門の付近に、人が大勢います。



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近づいてみましょう(良い子はまねをしないように)

VIP を先導する、白バイ兵のようです。




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苑内には兵舎もあり、何十人もの小団が、射撃訓練をしたりしているのも見かけました。
身の危険を感じつつも近づいたのですが、さすがに写真撮影は断られてしまいました(笑)


では、気を取り直して、散策を続けましょう。

中心湖から見る18号棟です。

18号棟は、天皇皇后陛下、エリザベス女王、アメリカの大統領等が、宿泊した VIP 専用の建物です。

17号棟のマネージャーに18号棟の内部見学をお願いしたのですが、それは無理とのことでした。
マネージャ自身や、他の棟のスタッフでさえも、18号棟に入ることは許されないそうです。




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18号棟の正面です。




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狛犬も威厳があります。
乾隆帝時代のものだそうです。

ご利益がありそうなので、頭をなぜておきました。




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18号棟の前庭です。

もうすぐVIP が到着するのか、アプローチの大理石や石畳の一枚一枚、丁寧にブラシで掃除していました。




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苑内の一隅には、釣魚台グッズ(酒、煙草、茶葉、陶磁器、文房具、アクセサリー、工芸品)を販売する、お土産棟もあります。

そこのスタッフには、なぜか韓国語で挨拶されました。
朝鮮人のお客様が多いのでしょうか? はっ、将軍様!



2号棟前の植え込み
花が綺麗です。



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睡蓮も綺麗に咲いています。



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苑内には、さまざまな鳥も見えます。

白鳥、黒鳥、鵞鳥、見ず知らずの珍しい鳥




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「おぬし何者、二人の邪魔するな!」な目線




丹頂鶴も飼育されています。


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「わたしは籠の鳥、どうかここから連れ出して~」と訴えかけているような目線 




敷地の南部には御苑という一角があり、中国風の庭園が広がっています。



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街燈も中国風に



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ごみ入れも




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この門の奥には、以前椿山荘にあった「養源斎」があります。




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15号棟前の丹若園という庭園に面したテラス




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15号棟の会議室



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やっと、17号棟前の亭に戻ってきました。

お疲れさまでした!




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釣魚台では、朝早くから何十人もの園丁が、庭の手入れに従事していました。
水遣りをする人、道路を掃く人、水に浮かんだ枯葉を取る人、木々の剪定をする人。
日本では考えられないほど多くの人手を使って、釣魚台は驚くほど美しく手入れ管理されていました。


釣魚台を散歩していて、昔聞いたフランスのかつての大貴族のエピソードを思い出しました。

その大貴族のお城では、50人以上の園丁が、毎日庭の掃除を続けていたそうです。
大貴族の夫人が、友人の邸に招かれ、庭を散歩すると、そこの庭には落ち葉が積もっていたそうです。
いままでに落ち葉が庭に落ちているのを見たことがなかった夫人は、驚いて友人にこう尋ねたそうです。

「この落ち葉は、東欧かどこかから、運ばせているのですか?」


まさに釣魚台は、そのエピソードのように、浮世から隔離された、ユートピアのような場所でした。



あっ、気がつけばもうお昼の時間です!
現実にもどって、美味しいお昼を食べにでかけましょう(笑)


by nonaetamu | 2015-10-24 18:30 | 中国 | Comments(0)

北京旅行記 2015年6月 4日目 海碗居



今日は、今回の旅のメインイベント、「釣魚台」への移動日です。

その前に、しっかりと昼食を楽しんでパワーチャージをしておきましょう。


本日のランチは、釣魚台に近い、ジャージャー麺の老舗

「海碗居」



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入り口では、店員さんが独特な符丁でお客さんを迎えています。
「砂場」や「藪蕎麦」のオーダーのような。

店員さんの制服も、昔のスタイルで格好いいですね。


食べ終えた頃には、長い行列ができていました。
お昼でしたら、少し早めに到着するのがいいかもしれません。




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前菜に

芥末墩  白菜の芥子漬け




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茄泥  蒸した?茄子の身にゴマのペーストと擂りおろしにんにくをトッピング





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炖腔骨  豚の背骨の煮込み






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主菜には

糖醋里脊  カッリと揚げた豚肉にニンニクの効いた甘酢の餡がかかっています  酢豚の原型?





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酸菜粉絲  白菜の漬物と春雨の炒め煮





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香椿鸡蛋  独特の香りがある木の葉と卵の炒め 

土筆や山菜のようなえぐみもあり、春の香りがします。






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そして、もちろん 炸酱面

店員さんが、駅弁スタイルで届けてくれ、テーブルサイドで具を盛ってくれます。




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これに肉味噌を合えて、よくよく混ぜていただきます。




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美味しい炸酱面でした。

とがったところがなく、バランスの取れた、さすが老舗の味です!
「京雅堂」の炸酱面と双璧です。


デサートには、これも名物の 炒红果 
サンザシをシロップで煮たものを冷やしていただきます。




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すっきりとした自然な風味で、これも美味しい!
皆さんも是非試してみてください。



お腹一杯です。

パワー満タンになったところで、それでは釣魚台へ向かいましょう。

今日の会計は、270元ほどでした。


by nonaetamu | 2015-10-24 18:29 | 中国 | Comments(2)

北京旅行記 2015年6月 4日目 釣魚台国賓館



昼食後、タクシーに乗って釣魚台の正門(東門)前にきました。

登録していない車は敷地内に入れないので、ここで荷物と一緒に降ろされます。

予約時に、正門で Soldier にパスポートを提示するようにとの連絡がありました。
兵士? セキュリティーやガードじゃなくて? っと怪訝に思っていたのですが

まさに本物の兵隊さんでした!





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ここで、問題発生! 言葉がまるっきり通じません。
宿まりにきた客だということを身振り手振り、さらに筆談も交えて説明するのですが、ぜんぜん理解してくれません。

釣魚台に一般のタクシーに乗ってくる客は珍しいのでしょうか(もしかして初めて?)
想定外の事態に、先方も随分と戸惑っているようです。

兵隊さんと一緒に、日傘の下で待つこと約10分。
レセプションと連絡が取れたのか、ようやく入苑の許可が下りました。


しかし、ここから宿泊棟まで、自分たちで荷物を運んでいくようにとのこと。
カートをお願いしたかったのですが、その旨を伝えることのほうが、荷物を運ぶより体力を消耗しそうです。
兵隊さんの言葉にしたがって、荷物を担いで先に進みます。

正門をくぐって真っ直ぐ行くと、「釣魚台」の立派な木彫りが





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右手に中華風の門が見えます。
行ってみましょう。




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あ~っ助かった! 
門の向こうに見えるのが、宿泊する17号棟の「芳菲苑」です。

近くてよかった~





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17号棟は、釣魚台の中で、最も新しく大きな建物です。
六カ国会議や、大きな国際会議につかわれるところです。

広々とした吹き抜けのロビー





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ロビーの右手には、中心湖と18号棟に臨んだラウンジがあります。




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ラウンジの一角には、立派な一枚板の中国茶の卓が





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ロビー左手は、六カ国会議の舞台となる大ホール(ピンボケですみません)





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その隣には、首脳会談につかうのでしょうか、中ホールが。

素晴らしい絵画ですね。





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部屋はメイン棟に隣接した、4階建ての宿泊棟にあります。

宿泊棟への長い廊下も、数多くの美術品で飾られています。




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このような素晴らしい美術品が、なんとトイレの中にも展示されています!

トイレといえば、大会議場横のトイレをかりたのですが、トイレの個室のドアの幅が間口より大きすぎて、
ドアがしっかり閉まらないんです。 そこで、斜めに閉まった位置に、ドリルで強引に鍵穴を開けていて。 
それも素晴らしいやっつけ仕事。

これが大陸的な鷹揚さかと、妙に感心しました。




それでは部屋に入りましょう。

今回は、釣魚台ということで、奮発してスイートをと思ったのですが、すべて満室とのこと。
通常のデラックス・ルームです。





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シンプルで居心地の良い部屋です。





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バスルームは、少し変形で、面白いバスタブの配置です。

トイレにはドアがあり、シンクの右手に、シャワーブースがあります。





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部屋の中の、ありとあらゆるものに、釣魚台のロゴが(笑)




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ベッドシーツにまで!

このシーツが、素晴らしく柔らかな肌触りでした。





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部屋には西向きの大きなテラスがあり、庭の向こうに9号棟とテレビ塔が見えます。





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釣魚台の予約方法ですが、釣魚台に直接 Fax でお願いしました。
その後はメイルでのやり取りです。

レスポンスは早く、リクエストの3日後には部屋のコンファームがきました。
食事メニューの打ち合わせ等、細かな対応も迅速に処理してくれます。

ただ、どの宿泊棟に泊まるかは宿泊直前までわからず、始めは3号棟をアサインされていたのですが、
宿泊の1週間ほど前に、海外からの使節団がくるので17号棟へ変更になる旨の連絡を受けました。


宿泊代は、朝食込みで、一泊約3,000元でした。



by nonaetamu | 2015-10-24 18:29 | 中国 | Comments(6)

北京旅行記 2015年6月 3日目 大馅饺子圆鑫餐馆



普段はすることのない観光(故宮)をして、疲れてしまいました。

今夜は北京ダックを予定していたのですが、昨日の餃子が忘れられず、
3日連続で、また餃子です!(笑)


これが大正解でした。
今回の旅の中でも、心に残る食事が楽しめました。


向かったのは、昨日と同じ 「大馅饺子圆鑫餐馆」

本日のメニューです。



皮蛋豆腐  ピータン豆腐 塩味の油であっさりと味付けしてあります。




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拍黄瓜  きゅうりをたたいたものを、塩とニンニク、少量の油等であえてあります。




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老虎菜 万願寺唐辛子のような野菜ときゅうりの千切りと香菜(パクチー)を塩味で合えてあります。

わずかな辛味と、香菜の香り、しゃきしゃきの歯ごたえが、美味しい!




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干炸小黄魚  鱚のような白身の魚の唐揚げです。

カラっと上手に揚がっていて、頭から骨まで美味しくいただけます!




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地三鲜  ジャガイモと茄子とピーマンを甘辛く炒めたものです。

ジャガイモの種類が日本と違うのか、ねっとりとしてとても甘いんです。 
箸が止まりません!




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酸辣汤  普通に美味しいのですが、1日目のお店のもののほうが口に合ったようです。





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餃子は、羊肉大葱水餃(羊、玉ねぎ)と、猪肉茴香水餃(豚、フェンネル)、の2種類です。





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美味しかったです!

今回食べた羊の中で、一番羊の香りが際だった料理でした。



今夜も大満足、大満腹です。

観光の疲れもあるので、あとは帰って寝るだけ!

今夜のお会計は、140元でした。


by nonaetamu | 2015-10-24 18:28 | 中国 | Comments(0)

北京旅行記 2015年6月 2日目 老誠伊 清真羊蝎子火鍋店



貴賓楼飯店の館内には、中国の素晴らしいアートがたくさん展示されています。
少し館内を散策してみましょう。


エントランスを入ると目に飛び込む、素晴らしい雪山の大画





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レセプションの向かいには、象牙を緻密に彫刻した万里の長城




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天女のレリーフ





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リフトの前には、翡翠の大画






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3階は吹き抜けのアトリウムになっています。





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アトリウムの一角には、十二支の噴水が





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このセンスは、ちょっと微妙~



中国は端午の節句の連休中、アトリウムでは連日結婚式が行われていました。

中国では、端午の節句は子供の日ではないようで、長崎ペーロンのような
ドラゴン・ボートレースを競ったり、粽を食べたりする慣習があるようです。




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7時も過ぎて、日が翳ってきました。

待ちに待った夕食の時間です!



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本日のディナーは、また鍋!
牛街にある 「老誠伊 清真羊蝎子火鍋店」というお店です。

羊蝎子火鍋という看板を北京のいたるところで目にします。
北京の人たちに大人気な料理なんですね、楽しみです。

ホテルを出て、天安門広場を南北に縦断し、大勢の人で賑わう前門商店街を見学した後に、お店に到着です。





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清真と書いてあるようにイスラム系のお店です。

でもお酒は普通に売っています。




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羊蝎子火鍋とは、羊の背骨をスープで煮込んだ、シチュー鍋でした。
手袋をはめて、手づかみで骨に付いた肉やモワル(骨髄)をワシワシとしゃぶる、豪快な鍋です。
羊の骨の形が「サソリ」に似ているので、羊蝎子火鍋というそうです。


濃香味と麻辣味が両方楽しめる鴛鵞鍋に、麻豆腐葱花饼(葱入り焼きパイ)を注文

投入した具材は、蔬菜拼盘(野菜盛り合わせ)、蘑菇拼盘(きのこ盛り合わせ)、山药(山芋)
鹌鹑蛋(うずらの卵)、宽粉(幅広いマロニー?)、老誠伊面片(手延べフィットチーネ)


このお店の注意点は、基本セルフサービスだということです。
箸、取り皿、コップ、煮詰まった鍋に入れるお湯等、自分で取りに行かなければなりません。
注文時にスタッフが大声でどなりますが、きっとそのことを説明してくれているのだと思います。


また、今回の旅行中、ホテル以外の食堂で、、クレジットカードを使える店は皆無でした。
お会計は、しめて280元ほどでした。



食べ過ぎてしまいました、満足です。

あとは、帰って寝るだけ!


by nonaetamu | 2015-10-24 18:27 | 中国 | Comments(0)

北京旅行記 2015年6月 3日目 爆肚馮 金生隆



3日目の昼食は、また鍋! そして、また羊!
北京名物の羊のしゃぶしゃぶ、涮羊肉を食べに行きましょう。


地下鉄「鼓楼大街」駅から歩いて10分ほど
街路樹の美しい町並みの中に佇む有名店

「爆肚馮 金生隆」





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店先では店員さんが炭をおこしています。

四代続く老舗です。






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前菜にいつもの麻豆腐




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醤羊肉 醤油味の羊肉  美味しいです!





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水爆羊肚仁  羊の上ミノ? 

キュッキュッとした歯ごたえに、穏やかな羊の香りがします。




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牛百叶  すこぶる新鮮な牛のセンマイ 茹でたてで湯気が上がっています。





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このお店の内臓類は、くせもなく、とても食べやすいものでした。



粉ものは、烧饼




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カンカンにおこった鍋が運ばれてきました!




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本日の具材は、黄瓜条(羊のどこかのお肉、美味しい)、酸菜(白菜の漬物)
茼蒿(菊菜)、豆腐(高野豆腐)、涮腐竹(湯葉)、粉丝(春雨)





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羊は、しっかりと火を通したほうが、羊の香りがでて、美味しくいただけます。
羊と菊菜は、驚くほど良い相性!

会計は、380元ほどでした。


また食べ過ぎてしまいました。
少し散歩して帰りましょう。

6月の北京は、町中果物で溢れています。


大きなスイカ、水密桃、孫悟空が食べた平べったい蟠桃、すもも、杏、さくらんぼ
チェリー、ぶどう、ウイグルから運ばれたのかハミ瓜、南からは荔枝、マンゴスチン
ドリアンまで、豊富な果物の甘い香りが、歩きがてらも漂ってきます。




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これは、我慢できません(笑)
早速、夜食用に、水密桃、蟠桃、ハミ瓜、マンゴスチンを調達しました。


昨日は予定していた万里の長城の観光をさぼってしまったので、今日こそは頑張って故宮見学に!



by nonaetamu | 2015-10-24 18:27 | 中国 | Comments(0)