エジプト旅行記 2016年 エジプト カイロ 「 Sofitel Cairo Nile El Gezirah 」 



ナイルクルーズ5日目、今日はクルーズの最終日。
お昼前に船をチェックアウトし、午後の飛行機でカイロへ移動します。

朝は、いつもの食堂で最後のお食事をいただきます。



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食事を済ませたら、部屋で荷造りをして
スタッフの皆さんに、お礼とお別れの挨拶を。

楽しく有意義な5日間は、あっという間に過ぎていきました。
スタッフの皆さん、本当にお世話になりました。

もしエジプトで遺跡の観光をなさるならば、ナイルクルーズを心からお勧めいたします。
バスで移動する疲れもなく、入場料やチケットの手配、食事の心配もなし、なにより雄大なナイルを船で旅する気分は、生涯の想い出になる素晴らしい体験でした。

そして、400艘あるといわれるクルーズ船のなかでも、オベロイの船は間違いなくトップレベルにあると、自信を持ってお勧めいたします。 ( 他の船に、乗ったことはないのですが・・・汗 )
スタッフは皆さんは、とても親切でプロフェッショナル、一流ホテルにもひけを取らないサービスが楽しめます。

1泊3食、観光とガイドさんもついて4万5千円、この値段以上の価値があったと思いますし、内容の充実ぶりを考えたら、むしろお値打ちなツアーだったと思います。


スタッフの皆さんといつかの再会の約束をして、名残惜しいですが、お迎えの車で空港に向かいます。



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砂漠の真ん中にあるルクソール空港。
共産主義っぽいデザインのイラストがお洒落でラブリー ( © 松ちゃん )



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エジプト航空の機内で、オベロイ・フィラエのGMと一緒になりました。
次のクルーズまでの間、カイロの自宅でラマダン休暇を過ごされるそうです。



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ルクソールからカイロまでは、1時間10分のフライト。
眼下に見えてきたカイロの町、砂に埋もれたシムシティのよう。



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飛行機は定刻通り、1時過ぎにカイロに到着。
空港から市内までは、タクシーに乗って40ポンド(約250円)

十云年ぶり、3度目のカイロ。

タクシーの車窓から眺めるカイロの町並み。
町を隙間なく埋めつくすビルの群れは、古い建物も新しい建物も平等に、毎年訪れる砂嵐に洗われるため、カイロ全体が廃墟のような泥色に塗り替えられます。 密集するビルのわずかな隙間を縫うように走る高速道路と、その上を秩序なく無遠慮に走る車の波。 まさにカオスという言葉がぴったりな、アフリカ大陸一番の大都会。 初めて訪れた時から大好きになった町です。 久しぶりに訪れたカイロは、30年前のまま、なにも変わっていないようで嬉しくなります。

こんなに混沌としたカイロですが、5000年の歴史を有する世界でも最古の都市のひとつ。 他の町にはない、妖艶でパワフルなオーラに満ちています。 到着早々、カイロパワーに酔ってしまい、気分もハイに。

そろそろヨーロッパに旅行をしようかと思っていましたが、やっぱりアジアや中東の刺激は、いったん癖になるとやめられません。
これは、中毒症状 ? 異文化ジャンキー (笑)



今回のカイロの宿泊は、「 Sofitel Cairo Nile El Gezirah 」
ナイルの中州、ゲジラ島の南端にある高層ホテルです。

1984年にシェラトンホテルとして開業した30年選手。
現在は、フランス系のソフィテルが運営しています。

こちらのホテルに決めた理由は、「 眺めのいい部屋 」
今回の旅の、ホテル選びのメインテーマです。



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ホテル入口のゲートでは、軍人と大型犬が、入館者を厳重にチェックしています。



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改装されたロビー周りは、ピンクとブラックの現代的なデザイン。
とてもフランスらしい色使い、ローズ・エ・ノワール。



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チェックインしようとレセプションまできてみると、カウンターの中にはスタッフが一人しかいません。
キャッシャーにも、コンシェルジェカウンターにも、どこにも人影はなし。 
時間は2時過ぎ、チェックインのピークタイムだというのに・・・

しかも、たった一人しかいないスタッフは、延々と電話で長話し中。
私たちに少しの関心も払ってくれません。

暫く待ってみたのですが、さすがにしびれが切れて、

「 チェックインしたいのですが、他のスタッフはいないのですか ? 」

と尋ねたところ、

「 今はラマダン中なので、スタッフは私一人です。 暫く待ってください。 」・・・・

ありえな~い、責任者でてこ~い ! (怒)


部屋への案内はいらないので、取り合えず鍵だけ受け取り、自分たちで部屋に向かいます。

う~ん、これでは先が思いやられます。
(果たして、滞在中、このレベルのサービスが続きます・・・・)


たどり着いたお部屋は、リクエスト通り、ナイル川を正面に臨むお部屋でした。



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ウェルカムのアメニティも揃って
部屋の支度は。ちゃんと整っていました。

でも、よく見たら、ひとり分のセット ?



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夕方、私たちのチェックインを担当する予定だった女性スタッフから、チェックイン時の不手際に関して、お詫びの電話をいただきました。

そこまではよかったのですが、この女性スタッフ、コンプレを恐れたのか、滞在中、もの凄くアグレッシブかつ押しつけがましいサービスを、こちらの迷惑なんかおかまいなしに、自分勝手にやりたい放題。 部屋でリラックスしていると、用事もないのにご機嫌伺いの電話をかけてきます。 お陰様で、なんだか落ち着かない滞在になってしまいました (笑)


次回は、お部屋と、お部屋からの素晴らしい眺めを。



つづく


by nonaetamu | 2017-01-27 15:11 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 カルナック神殿 」 



ナイルクルーズ4日目の午後。
4日にわたるツアーのゴール、最終目的地 「 カルナック神殿 」 の見学です。

「 カルナック神殿 」 は、エジプト新王国の最高神 「 アメン神 」 と、古王国の最高神だった 「 ラー神 」 を合体した、 「 アメン・ラー神 」 を祀った、アメン神信仰の総本山。 新王国時代には国家信仰の聖都となり、アメン神殿を中心に、20近くもの神殿が連なる巨大な神殿コンプレックスを形成していました。 カルナック神殿は、その基礎が建設された中王国時代から、王朝や権力の移り変わりに翻弄されながら、1000年以上にわたって、拡大、破壊、再生を繰り返していました。 エジプト新王国時代、カルナック神殿が大きな権力を持った最盛期には、大神官はファラオに匹敵するほどの力を持ち、国政さえも左右したそうです。 日本でいうと、比叡山の延暦寺みたいなものでしょうか。 しかし1000年以上も栄華を極めたカルナック神殿も、エジプトに侵攻したアッシリア軍に破壊され、その後のプトレマイオス朝時代には、既に過去の遺物として重要性を失っていたそうです。

「 カルナック神殿 」 は、東西540m、南北600メートルを周壁で囲まれた広大な敷地の大神殿。 
神殿の横に聖なる池を配し、その構造や規模の大きさから、カンボジアのアンコールワットを彷彿させます。 

直射日光が照りつける40度越えの極暑の中、涼をとる日陰がない所も、アンコールワットにそっくり (笑)
常に神輿やお供を従えていた王様たちには、木陰なんて必要なかったのでしょうね。



両端をスフィンクスで守られた神殿の参道。
アメン神の離宮、ルクソール神殿まで通じる、3キロの道です。


修復の途中で未完成のまま放置された第一塔門。
左塔門のレンガが、途中までしか積まれていません。



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第二塔門と、その奥の大列柱室。



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門の両脇には、ナルシスト王、ラメセス2世の立像。
お約束 (笑)



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広大な大列柱室は、総数134本の巨大な柱で支えられていたそうです。



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かつては屋根で覆われていた大列柱室。 中央廊下の上の一段高くなった明り取りから光が差し込んでいました。
縦にスリットが入っている部分が、明り取りの窓です。



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トトメス1世のオベリスク。
観光客でいっぱい (笑)



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正直にいうと、連日の神殿見学に加え、午前中の王家の谷観光で体力を使い果たしてしまい、
遺跡見学に対する気力はほぼゼロ。 

ランナーズハイの状態で、目の前のゴールに向かって、無意識のまま歩いているだけ (笑)


アメン神殿の見学を終え、神殿裏手にでてみると 「 フンコロガシ 」 の像が。 
古代エジプトでは、フンコロガシは繁栄の象徴として崇拝されていたそう。

このフンコロガシの周りを、時計と反対方向に7周回ると、願い事が叶うとのこと。

最後の体力を振り絞って、7周回って願掛けを終えたところで・・・ 
なんとかゴールのテープを切ったような気分になり、精根ともに尽き果ててしまいました。

魂が抜けだした、まさにエジプトのミイラ状態 (笑)



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我ながら、よく頑張りました! 
人生最難関の観光を達成、特に今日は朝から苛酷なスケジュールを、死に物狂いで達成しました。

まあ冷静に考えると、ラオスのワットプーの方が辛く苛酷だったのですが、
4日間の長期にわたる観光マラソンを走破したこの達成感は、これまでの人生において、楽に走り、易きに流れることを、最優先に心がけてきた私にとって、初めて味わう無上の喜びでした (大袈裟すぎ 笑)



こんなに頑張った自分へのご褒美、今夜のディナーは、
大好物の 「 鳩 」です !



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「 モロヘイヤのスープ 」



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「 羊のシチュー 」



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見事な鳩のロースト
じゃじゃ~ん !



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丸々と太った鳩が、一人に二羽も。

鳩のお腹の中には、エスニックな味わいのスパイシーなピラフが詰まっています。
パリパリの皮はバターの香りがほのかにして・・・・素晴らしく美味しい。

あっという間に完食 (笑)



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「 オム・アリ 」 
エジプトの伝統的なデザート。

このデザートも最高の味わいでした。

パンプディングのようなのですが、もっと水分が多くて、とろとろとしています。
ナッツとフルーツを入れて煮込んだ、パンのミルク粥 ?

甘さも控えめ、熱々で・・・ 仕合せになる優しい味わいです。



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大満足のラスト・ディナーを終えて、あとはキャビンに戻って眠るだけ。

部屋に入ろうとドアを開けた途端に、悲鳴と笑い声が !



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部屋の片隅、暗闇にミイラが座っていました(泣)
冗談じゃなく、本当に怖かった~


リモコンを手に、顔まで書いて・・・
ハウスキーピングのスタッフたちは、廊下の陰に隠れて、面白そうに私たちの反応を伺っています (笑)



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スタッフの皆さん、毎晩の楽しい演出、どうも有難うございました。


明日は午前中に船を降りて、カイロへ移動です。




つづく









by nonaetamu | 2017-01-25 14:51 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 王家の谷 」 



ナイルクルーズの4日目。
今日は、クルーズのハイライト。 王家の谷と、カルナック神殿を見学します。

午前中は、王家の谷の観光。
気温が上がる前に見学が終わるよう、朝の7時に船を出発です。



うっかり寝坊をしてしまい、大急ぎで朝食をいただきます。
写真を撮る余裕もなく・・・・ 汗


船の傍に横につけた小舟に乗り移って、ナイルを横切り、西岸へ渡ります。



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なぜに 「 ヘラクレス 」 ? (笑)



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古代エジプトでは、日が没するナイル川の西岸を 「 死 」 の象徴であると見なしていたので、
人の生活する町は東の此岸に、ピラミッドに代表される墓所は西の彼岸に建設されています。



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昨日、夕日を眺めた 「 Winter Palace Hotel 」 が右手に見えます。



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西岸の船着き場で船を降り、車に乗り換えて、王家の谷に向かいます。
川の西岸は、東岸とは対照的に、本当に寂しい集落があるだけ。

車は川に沿ってしばらく走ったあと、右手の山の方角へ曲がり、木も草も一本も生えていない、白く乾いた山の奥へ延々と進んでいきます。

王家の谷は、人目につかない隠れた場所にあると聞いていましたが、こんなにも町から隔離された場所だとは。
車がなかった当時、どうやって人や資材を運んでいたのか、想像もつきません。

迷路のような山間の道をうねるように走って、30分ほどで王家の谷の入口に到着しました。
王家の谷には車が入れないので、ここで3両連結の電動トロッコに乗リ換えて、お墓のある場所まで登ります。
王家の谷は、お墓の内部も、付近の風景も、敷地全体が写真撮影禁止です。


午前中だというのに、白い岩山の上は、既に猛烈な暑さ。
軽く40℃越え (笑)


世界的な観光地とあって、王家の谷は朝から大勢の観光客で賑わっています。
極暑の夏場は、頑張って早起きしてくるのが正解のようです。



「王家の谷」

ナイルの西岸、切り立った山の奥深くに、現在、由来が確認されているだけで、62基のお墓が見つかっています。
エジプトの新王国時代、世界一の超大国として栄華を極めた500年間。 その時代のファラオや王族の墓所です。

王家の谷に最初のお墓を造ったのは、エジプト王国の領土を、古王国よりもさらに大きく拡張した名将 「 トトメス1世 」。 しかし当時、古王国時代のピラミッドのような巨大なお墓を持つことは、どんなに偉大なファラオでさえも、もはや叶わない夢でした。 そこで代替案として、ピラミッドの替わりに、山頂が尖ったピラミッド型の山の中腹にお墓を掘ることにしたそうです。 そえにしてもアブシンベルやカルナックのような大神殿を建設した新王国でさえ建設不可能だったピラミッドを、新王国よりも1000年以上も昔に建設したエジプト古王国って・・・・  



今回は、「 セティ1世 」、「 ラメセス6世 」、「 ツタンカーメン 」 の3か所のお墓を見学しました。

王家の谷のお墓は、狭い急こう配、心臓破りの階段を、何百メートルも下りていかなければなりません ( もちろん帰りは上って )
40度を超える酷暑のなかでは、3か所が限界です (笑)

「 セティ1世 」、「 ラメセス6世 」のお墓は、王家の谷の中でも白眉の美しさ。
この2箇所は必見なので、それに加えて、興味のあるファラオのお墓を1か所、見学なさることをお勧めします。



王家の谷のお墓、素晴らしかったです !  
感動した ! ( © 純一郎 )

間違いなく、今回の旅で一番のクライマックスでした。

お墓の内部は、当時の鮮やかなペインティングが、ほぼそのままの状態で保存されています。
鮮明でビビッドな色彩。 遺跡の歴史的な価値だけでなく、現代のインテリアとして眺めても参考になるお洒落なデザイン。

古代エジプトの町が、こんなにもカラフルに彩られていたのかと想像するだけで、夢と幻想が大きく広がります。



「 セティ1世 」 は、巨大な建築おたくラメセス2世のお父王。 新王国が最も華やかだった時代のファラオです。
少しオレンジがかったミモザのような可愛らしい黄色を基調とした内装は、我が家にも一部屋欲しくなるようなフェミニンなテイスト。

「 ラメセス6世 」 のお墓は、ロイヤルブルーを基調にした神秘的なペインティング。 
こんな内装のスパがあったらいいな、と思うような心安らぐ空間です。

「 ツタンカーメン 」 のお墓は、規模はあまり大きくないのですが ( 見学にはちょうどいいサイズ 笑 )、62基のお墓の中で最後に発見されたので、保存状態が良く、内部も破壊されずに残っています。 そして実際のお墓を目にすることで、カイロの考古学博物館にあるツタンカーメンの部屋が、より興味深く現実味を持って楽しむことができました。




王家の谷の後は、王家の谷を建設した職人たちの村 「 デイル・エル・メディーナ 」 を見学。

墓の盗難を恐れ、王家の谷の存在場所が他に漏れることのないよう、王家の墓の建設に従事した世襲制の職人たちは、高い塀で囲まれた集落の中に幽閉され、交代制で王家の墓まで移動して働いていたそうです。 村から王家の谷までの移動も、目隠しをしてお墓の場所がわからないようにしていたそう。 谷底にある村を取り囲む尾根の山腹には、職人たち自身のお墓も掘られているのですが、王家の谷のお墓に比べると、とてもコンパクトで生活感に溢れ、親近感がわくものでした (笑)



職人の村の後は、ラメセス3世の葬祭殿を見学。

王家の谷の場所は極秘で誰に知らせることもできなかったので、王家の谷へ墓参する代わりに、亡くなったファラオを祀り参拝するための葬祭殿が建設されました。 面白いのは、新しいファラオが即位すると同時に、ファラオの死んだ後のための葬祭殿を建設し始めていたそうです。



ラメセス3世の時代に、エジプトは「海の民」の攻撃を受けたので。 第一塔門は、要塞のように堅固な造りになっています。



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捕虜を棍棒で打つラメセス3世



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門も奥行きが厚く頑丈です。



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第二塔門



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プトレマイオス朝時代に建設された神殿と比べると、ずいぶんと太い柱。



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第二中庭
ここで軍隊の観閲や、レスリングの試合が奉納されたそうです。



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列柱室、参拝殿の跡。



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帰り道に、「 メムノンの巨像 」 にも立ち寄りました。

アメンホテプ3世の葬祭殿の門前に建てられた、アメンホテプ3世の座像だけが残っています。

今は跡形もありませんが、葬祭殿はカルナック神殿に匹敵するくらいとても巨大な葬祭殿だったそうです。 
葬祭殿の石材は全て持ち去られ、建材としてリサイクルされたそうです。



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これにて午前の観光終了。 

やっと船に戻ってきました~



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今日のお昼は・・・ (笑)


ホタテのサラダ



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何かのチャウダー



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フィッシュ & チップス



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シーフード・スパゲッティ



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ご飯をいただいて一休みしたら
最後の観光地、カルナック神殿へ出発です。



つづく


by nonaetamu | 2017-01-23 15:24 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 ルクソール神殿 」



ナイルクルーズの3日目。
エドフを発った船は、夕暮れ時にルクソールに到着。

船から降りて、川沿いをルクソールパレスホテルまで散歩。
ホテルのテラスで、ナイルに落ちる夕日を眺めました。



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夕日を愉しんだあと、ロビーでガイドさんと落ち合い、「 ルクソール神殿 」 の見学へ。

ルクソールは、古王国衰退後の混乱の末、南北エジプトを再統一した中王国の首都として、また太陽神アメンを祀る宗教都市として、紀元前2000前から繁栄した古代都市。 中王国が外国からの侵略を受け分断した後、南北エジプトを再々統一した新王国の首都となり、さらに首都が移転したあとも、国神 「 アメン・ラー 」 を祀る宗教上の聖都として、500年もの間、変わらぬ繁栄を続けます。 当時のエジプトは、世界最大・最強を誇った超大国。 世界中の富がエジプトに集まっていたそうです。

ルクソールの別称 「 テーベ 」 は、ギリシア語による都市名。 古代ギリシアの吟遊詩人ホメロスによる 「 イーリアス 」 には、「 エジプトのテーベには、黄金が山と積まれ、光り輝いている。 テーベには、百の門がある。 」 と詠われているそうです。 因みにルクソールというのは、アラビア語由来の都市名。 古代エジプトでのオリジナルの都市名は、「 ワセト 」 といったそうです。


ルクソール神殿は、カルナック神殿に祀られているアメン神の離宮として建てられました。 年に一度、ナイルの氾濫期に祝われれるオペト祭。 祭りの初日には、黄金で作られたアメン神のご神体が、船神輿の乗せられ、カルナック神殿からルクソース神殿に運ばれます。 ご神体は、妻神であるムト神のご神体と共に、10日間ルクソール神殿の内々殿に安置されたそうです。



カルナック神殿と、ルクソール神殿を結ぶ参道。 
3キロの参道の両端を、スフィンクスが守っています。



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アブシンベル神殿で有名な、建築おたく王ラメセス2世によって寄進された、巨大な第一塔門。
現在は2体しか残っていませんが、ラムセス2世の座像は全部で6体あったそうです。

超ナルシスト・・・・笑



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対になる右側のオベリスクは、「 クリヨン 」 で有名なパリのコンコルド広場に移築されています。



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第一塔門をくぐると、やはりラメセス2世の寄進した第一中庭。
マイ・スタチュー祭り・・・・ (苦笑)

ジャイアントロボ  「 マッ ! 」




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第二塔門より先は、アメンヘテプ3世が寄進した神殿のオリジナルの部分です。



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アメンヘテプ3世の大列柱廊



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パピルス柱の頭部、装飾の部分。 この柱はパピルスの花が開いています。
開花したパピルス柱は昼、現生を現していて、逆に花が閉じたパピルス柱は、神の領域を現しているそうです。



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アメンヘテプ3世の第2中庭



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均衡の取れた美しい空間。
このような建築を見ると、ギリシア建築は、エジプトの影響が大きいのではと想像します。
( 西洋の方は、あまり認めたくないようですが・・・汗 )



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内殿へと続く列柱室



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柱はパピルスを束ねたデザイン。



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ご聖体を安置する内々殿は、アレクサンダー大王によって、修復されたもの。
壁面には、アレクサンダー大王を描いたレリーフが残っています。

侵略後エジプトの文化を破壊したペルシャとは異なり、アレクサンダー大王は、エジプトを統治する王として、エジプト古来の文化も尊重し、破壊された神殿等の復元を行ったそうです。 アレクサンドリアの町の建設でも有名ですね。



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夜の遺跡見学。 ライティングの効果も素晴らしく神秘的な雰囲気で、日中とは異なる幻想的な趣が楽しめました。
エジプト観光の際には、夜の遺跡見物をなさることを、心からお勧めいたします。



観光を終え船に戻ると、待ちに待ったディナータイム。
今日は、エジプト料理の夕べ。


前菜の盛り合わせ 「 メッツァ 」



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レンズ豆のスープ



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主菜は、ケバブやコフタ、羊や鶏など、各種グリルの盛り合わせと
トマト味の羊のシチュー、エジプト風ピラフ、等々・・・



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すべて美味しくいただきました !
ご馳走様でした。




お腹がいっぱいになって部屋に戻ると



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日に日にエスカレートしています (笑)
ミネラルウォーターの蓋を目に・・・・ 芸が細かい。


明日は、クルーズのハイライト、王家の谷とカルナック神殿の観光です。
体力が持つか、少し心配です・・・・



つづく


by nonaetamu | 2017-01-18 19:54 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 Sofitel Winter Palace Luxor 」



ナイルクルーズの3日目。
エドフの町を出航したボートがルクソールに着くころには、すでに暮色が迫っていました。

今日は観光がもう一個所。 夕食の前にルクソール神殿を見学するスケジュールです。

その前にまずはお約束の、町の名物ホテル見学へ。 
ナイルへ沈む夕日を、川辺の 「 Winter Palace Hotel 」 のテラスから眺める予定です。



初訪問の町でまずすることは、ホテル見学、美食探訪、スーパー・デパ地下巡り・・・・ 余力が残っていたら観光地見学。
それが、Nonaetamu 流鉄則のプライオリティー(汗)

見学するホテルも、新装のホテルよりも、その国や町を代表する、歴史のあるクラッシックホテルに萌える、コンサバ系ホテルおたく。

若い頃は、新しいものや流行、ファッションに目を奪われていたのですが、年を重ねるにつれ、斬新さや驚き、利便性よりも、長い年月を経て淘汰され生き残った 「 美のサバイバー 」 に共感を覚えるように。 美魔女ならぬ美魔宿への憧れ (笑)

もとより学生の頃から歴史にはまったく興味がなく、「 年をとれば歴史に興味が沸くものよ 」 というパイセン達の言葉を、年寄りの戯言だと聞き流していたのですが・・・・ 加齢を認めたくありませんが、やっぱり歴史は繰り返す。 時の魔の手からは、逃れられないようです。



「 Winter Palace Luxor 」 は1907年開業の、ルクソールを代表するクラッシックホテル。

イギリスの植民地時代に建てられた、英国ヴィクトリアンスタイルのコロニアルホテル。 設計・施工は、カイロのエジプト考古学博物館を手掛けたイタリア系の建設会社、施主はスイス人という、各国混合ハイブリッドなホテルです。

ホテルおたくトリビアを少々。 ウィンターパレスの開業は、アスワンのカタラクトホテルの8年後。 同年開業のホテルにはベルリンのアドロン、前年にはロンドンのリッツ、翌年にはキャップフェラのグランドホテルがあります。 日本では、奈良ホテルがウィンターパレスの2年後に開業しています。

オーナーのスイス人は、裸一貫でカイロに渡り、一代でホテル王となった立身出世の人物。 アスワンのカタラクトホテルを始め、メナハウスを含むカイロの高級ホテルの数々、そしてエルサレムで私たちも泊ったキングデイビッドホテルも、後年彼の手によるもの。 当時、姉妹ホテルのキングデイビッドまで、毎日夜行列車でカイロから野菜や果物を送っていたそうです。 カイロのゲジラ島に、高級アパートやオフィスビルも多数開発する不動産王でもあったそうなので、日本でいうならば、千昌夫か小佐野賢治 ? みたいな方でしょうか (笑)  

セザール・リッツが活躍した頃ですから、交通機関の発達による一大旅行ブームの到来にともなって、富裕旅行者向けの高級ホテルの開発が華やかかりし時代だったのでしょうね。


船が岸に着くと同時に急いで下船して、「 Winter Palace Hotel 」 へ向かいます。
ホテルまでは、船着き場から川沿いのコルニッシュを歩いて15分ほど。

ウィンターパレスという名前の通り、ホテルはエジプト最後の国王 「 ファルーク一世 」 の冬の離宮として使用されていました。 
国王が実際に居住した部屋は、当時の家具をそのまま残したスイートルームになっています。



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エントランスの絨毯に 「 王家の紋章 」 が (笑)



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天井が高く広いホワイエ。
装飾は、案外シンプルです。

床のモザイクタイルが ヴィクトリア風 ?



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右手に、レセプションカウンターとコンシェルジェデスク



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左手に、ベルカウンター



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ホテルの見どころは、吹き抜けの大階段ホール。



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ベルエポックっぽい、優雅なデザインの手すり。



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南国風の庭園に面した、大きなガラス窓。



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客室の廊下も無駄に広い (笑)



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王様の離宮跡地に建てられたホテルなので、庭園も広大です。



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レスランやバーは、左翼の1階にあります。



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アフタヌーンティーがいただける 「 ヴィクトリア・ラウンジ 」



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花柄のペルシャ絨毯は、130年以上前から王家に伝わるアンティーク。
これほど大きなサイズの一枚絨毯は珍しく、とても貴重なものだそうです。



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庭園に面した、フランス料理のレストラン。



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ナイルに面した、イギリス風の重厚な 「 ロイヤル・バー 」。



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ホテルの見学を終えてテラスに出たら、絶好のサンセットタイム !



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町にはアザーンが鳴り響き、道端では大勢の人にご馳走が振る舞われています。



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「 Winter Palace Luxor 」 、退廃的な優雅さに溢れてた名ホテルでした。 食事やお茶を楽しむには素晴らしい場所だと思います。 ただ改装してから23年経つので、客室があまりにもクラッシックすぎて・・・・ さすがにクラッシックホテル好きの私たちでも躊躇するくらい (笑)  その分、宿泊料金は激安なのですが・・・  機会があれば 「 キング・ファルーク・スイート 」 限定で泊まってみたいです。


それでは、ガイドさんを待って、「 ルクソール神殿 」 の見学に行きましょう。



つづく


by nonaetamu | 2017-01-10 22:02 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 エスナのロック 」



ナイルクルーズの3日目、午前中に 「 ホルス神殿 」 の見学を終え、
船はエドフの町を出航し、ルクソールを目指してナイル川を下ります。

部屋に戻りシャワーを浴びて一息ついたら、もうお昼をいただく時間です。 
朝から頑張ってお勉強をしたので、お腹がペコペコ (笑)

今日は、冷房の効いた食堂でランチをいただきます。



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ビシソワーズのピントがボケボケ (笑)




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お昼をいただいていると、船がもうすぐ 「 エスナのロック 」 を通過すると教えてくれます。

「 ロック 」 って? 岩 ? ロック魂 ?

「 教えてちょ~だい、ロック、ロック、エスナのロック 」 ( © 財津一郎 古すぎ 失礼 )

と尋ねたところ、GMが語るには

総長6千5百キロ以上もある大河ナイルには、途中に何か所かカタラクト ( 瀑布 ) があり、船の航行を妨げていた。 河口に一番近い最北端のカタラクトがあったところがアスワン。 そのカタラクトのためアスワンより上流には船が上れなかったおかげで、アスワンはエジプト文明とヌビア文明の中継地として栄えた ( ホテル名になるほど )。 アスワンから河口までは高低差が200メートルほどなので、川の流れは比較的に穏やかだが、エスナには小規模の激流があり、やはり船の航行を困難にしていた。 そこで小さなダムのような堰を作って川を堰き止め、堰の一部に船が通れるようにミニ運河を設けている。 そのミニ運河には、上流と下流の川の高低差を調整する仕掛けがあって、それを「ロック」というのさ。

「 つまり、パナマ運河のミニチュア版のようなものですね ? 」
「 アイ・アイ・サ― ! 」

のような話をしていると、
窓の外に、もうロックが見えてきました。

食事もそこそこに、急いでデッキに駆け上がります。



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船が運河に入ると、前後の水門を閉ざし、運河の中の水を抜いていきます。



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水位が下流のレベルまで下がったら、進行方向の水門を開きます。



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岸壁の濡れている部分が、上流と下流の高低差。
10メートル程でしょうか。

船用の水圧式エレベーターみたいなものですね (笑)



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ここからアスワンまでは、4時間ほどの船旅です。



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デザートは、そのままデッキでいただいて。



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食後は、プールで身体を冷やしたり



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操舵室に遊びにお邪魔したり



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スイートルームを見学させていただいたり



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写真がバスルームのみ (汗)

スイートの構成は、リビングと寝室、通路には4人が同時に仕事できそうな長いカウンターデスク、それにジャグジー付きのテラス。

パブリックスペースが充実しているので、眠るだけなら通常のキャビンで問題ないかと、個人的には思いました。

もしスイートキャビンをご利用でしたら、部屋のテラスがより開放的な姉妹船の 「 Oberoi Zahra 」 がお勧めです。 「 Oberoi Philae 」 のスイートのテラスは、構造上屋上デッキのフロアの下になるので、面積の半分くらいが屋根で覆われています。 もし通常のキャビンをご利用なら、パブリックスペースがより広い 「 Oberoi Philae 」 がお勧め。 「 Oberoi Philae 」 は、改装してキャビンの数を半分に減らし部屋の面積を2倍にしたので、キャビンの総数は 「 Oberoi Zahra 」 とほぼ同じなのですが、船の規模がより大きいのでパブリックスペースは2倍くらい広いんです。


あれこれ遊んでいるうちに、ルクソールの町が見えてきました。



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ルクソールでの夕陽は、船を降りて 「 Winter Palace Hotel 」 で楽しむ予定です。



つづく


by nonaetamu | 2017-01-02 09:25 | エジプト | Comments(0)