エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 ホルス神殿 」




ナイルクルーズの3日目
午前中は 「 ホルス神殿 」 の見物にでかけます。


今朝は、洋食をリクエスト。
ガイドさんのスパルタ教育に落ちこぼれないよう、朝からしっかりと栄養を補給します (笑)



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船着き場から 「 ホルス神殿 」 までは、馬車に乗って20分ほど。
町はずれの遺跡まで、エドフの繁華街をのんびりと駆けていきます。



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エドフの町中には、はっとするような美男美女がいっぱい。
小顔で背の高い、8頭身や10頭身のモデルのような人ばかり。

道端の物売りや遺跡のガイドまで、無駄にスタイルが良くて
石を投げればイケメンに当たるという、イケメンのハイパーインフレ状態に、思わず笑ってしまうほど。

これまでも美男美女の産地はたくさん訪れましたが、その中でもトップクラスのビジュアル偏差。
典型的な 「 平たい顔族 」代表の私からすると、まるで他の惑星にまぎれこんだみたいです (笑)

黒人系の人が多かったアスワンの町とも、アラブや白人系が多いカイロの町とも異なる人種。
黒人、アラブ人、白人の、いいとこ取りをした、ゴールデン・ハーフ・スペシャル (笑)

ルクソールとアスワンの中間に位置するエドフは、ヌビアとエジプトのまさに合流地点。
エドフの美しい人たちは、ヌビアとエジプト、さらには、ギリシャ、ローマ、トルコ、ペルシャ人までもが芳醇に融合をかさね、6千年の歴史が育んだ優性遺伝の結晶なのかもしれません。



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ファラオの象徴でもあるホルス神を祀る 「 ホルス神殿 」 に到着。
ホルス信仰の総本山、ホルス神に捧げるエジプト最大の神殿です。

遺跡入口の門から、前庭に入ります。



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門から、遺跡の入口を振り返った写真です。

遺跡の外の家が建っているところが、発掘前の地面の高さだそうです。
こちらから、神殿の大部分が砂に埋もれていたことが分かります。

砂の下にあった部分は浸食や破壊を免れたので、神殿の下部の方が保存状況がいいそうです。



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第一塔門。

あまりのスケールの大きさに圧倒されます。



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ナイルクルーズには、アスワン発 ルクソール着と、ルクソール発 アスワン着の2コースがあるのですが
私たちは、アスワン発のコースを選んで正解だったと思いました。

アスワンから川を下っていく場合は、見学する神殿や遺跡の順序は、時系列的には逆方向になるのですが、反対に神殿の規模や重要性は、古代エジプトの都テーベ ( ルクソール ) に近づくほどスケールアップしていくので、感動や驚きが次第に増していくからです。

その分、観光ノルマも、日増しに苛酷になっていくのですが (笑)

試験の際に難問から取り組むタイプの方は、ルクソール → アスワン コースを、好物は最後まで残しておくタイプの方には、アスワン → ルクソール コースをお勧めします。



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塔門をくぐると、列柱の並ぶ回廊に囲まれた拝庭。



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第一塔門を裏から



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拝庭の回廊



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本殿の入口にある、対の 狛犬 ならぬ 狛鳩
ではなくて、隼 ( ファルコン ) 姿の 「 ホルス神 」



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本殿から、ホルス神目線で見た拝庭



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こちらの神殿も、やはり参拝者の目線と、本殿奥の内陣が同じ高さになるよう設計されています。

「 ホルス神殿 」 の保存状態はとても良く、今回見学した神殿の中で、本殿の天井が残っていたのは、「 ホルス神殿 」 だけでした。
天井が煤で黒くなっているのは、遺跡に住み着いていたキリスト教者が、キッチンとして料理していたからだそうです (笑)



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神殿の内々殿には、黄金色のホルス神のご神体が安置されていたそうです。



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式典の際に、ご神体を移動するのに使われた船神輿のレプリカ。


エドフは、ハトホルの祭りで有名な町。

「 ホルス神 」 と結婚し、妻神となったのが 「 ハトホル女神 」
「 ハトホル女神 」 は、エドフからナイルを下った、ルクソールの北にあるデンデラの町 「 ハトホル神殿 」 に祀られています。

夫婦である2人が会えるのは、年に1回、2週間だけ。
ハトホル女神のご神体は、エドフまで、船神輿に乗ってナイルを旅し、ホルス神のご神体と並んで祀られたそうです。

まるで七夕のようなロマンチックなストーリー。
1年に1度きりの夫婦神のランデブー 「 ハトホルの祭り 」 は、「 美しき出会い ( 結合 ) の祭り 」 とも呼ばれ、船渡御を祝う人々でとても賑わったそうです。



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本殿を囲む外廊の壁も、神話や南北エジプト統一の物語を描いたレリーフで埋め尽くされています。



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コム・オンボ神殿やイシス神殿のレリーフと比べると、あちらの方が、より繊細で彫刻的。 3D感があって好きかも。
こちらのレリーフは、ちょっと自作の消しゴム版画っぽいような (笑)



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大戦から凱旋したホルス神とファラオを迎えるハトホル神?



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これにて3日目午前中のノルマを終了。

素晴らしいスケールの遺跡にも感動しましたが、
エドフのイケメンの方が、より印象深かったかも (笑)

次回は町中のカフェに腰を落ち着けて、ゆっくりとイケメン鑑賞を愉しみたいです。




つづく


by nonaetamu | 2016-12-28 00:33 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 インディアン・ディナー 」



ナイルクルーズ2日目、ランチの後に 「 コム・オンボ神殿 」 に立ち寄り、遺跡を見物。
観光を終えると船に戻り、今夜の停泊地 「 エドフ 」 を目指して、引き続きナイルを下ります。

日没前にはエドフに到着するとのことなので、4時間ほどの船旅。


日の高いうちは、涼しい図書室でのんびりと午睡をして
日が傾き始めるころに、デッキへと移動します。

昼間のデッキは、裸足で歩けないくらいの燃えるような熱さなので
プールの周りには、何十枚もバスマットをぎっしりと敷き詰めているほど。

そんな目玉焼きが焼けるような暑さの中、甲羅干しをしようものなら
命取りかミイラになってしまいます (笑)



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屋上デッキの露天風呂で、極楽、極楽~ (笑)



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デイベッドに寝転んで、沈む夕日を眺めます。



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時間を忘れて遊んでいるうちに、船はエドフの町に到着しました。



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岸辺には水遊びをする子供たちや
釣りを楽しむ人たちでいっぱいです。
( 水遊びじゃなくて沐浴 ? )



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エドフは、ホルス神を祀る 「 ホルス神殿 」 の門前町として栄えた古都なのですが
いまは、かつての栄光の見る影もない、少しうらびれた地方都市



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でも、飾りのない普段着の町の様子に、好感が持てます。



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船を岸に着けて、しばらくすると
日没を知らせるアザーンの調べが町に響きます。

皆さんが待ちに待った断食明け、日没後の食事イフタールの時間。
蜘蛛の子を散らすように人が消えて、視界から誰もいなくなります (笑)


シャワーを浴びながら、みなさんが満腹になるのを待って
私たちも、食堂で夕食をいただきましょう。


今晩のディナーは、 「 インド料理 」 !

シェフに何を食べたいかと聞かれて
私たちがリクエストしたものは、

「 グラウティ・ケバブ 」 ( 羊の摺り身のふわふわケバブ )
「 サフェド・マース 」 ( ヨーグルトとナッツ、羊の白カレー )
「 マトン・ビリヤニ 」

絶賛、羊だけ祭り・・・・オンリー・ラム (汗)
私たちのインド四紀行の集大成ともいえる、今までインド旅行で出会った料理から厳選した大好物のオンパレード。

全品、かなりマニアックで手間のかかる、料理人泣かせのメニューばかり。
遠慮や配慮という文字に欠いた、わがまま放題のリクエスト。

実現可能かはダメ元の承知で、シェフのお手並み拝見といきましょう (激上目線)



「 グラウティ・ケバブ 」



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いっ、いけてる・・・合格


「 マトン・ビリヤニ 」



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パイでしっかりと蓋をした本格的な 「 ダム・ビリヤニ 」

弱火で上下から長時間火を入れる熟練のテクニック・・・・ こやつ、なかなかやりおる



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おもむろに蓋を開けると・・・

ビジュアルのみのファーストインプレッションだけで、

「 パーフェクト 」 !

味も、見た目通りの素晴らしさ。


さらに追い打ちをかけるように
「 サフェド・マース 」 が・・・

幻のカレーと言われる一品なので、半分諦めていたのですが。



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柔らかい羊のお肉がごろごろ !



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予想を超える素晴らしい味わい。
3ラウンドノックアウト KO、 完敗です !


インドの一流レストランと同レベルとまではいきませんが
本場でも、十分に通用する本格派なお料理。

それが、こんな異国エジプトの船の上でいただけるなんて・・・

かつて 「 アフリカ大陸 最高のインド料理 」 として名を馳せた 「 メナ・ハウス 」 の料理を彷彿させる味わいです。
「 メナ・ハウス 」 がオベロイの手を離れてから、レストランのベテラン調理師達が他国に引き抜かれてしまい、元祖メナ・ハウスのインド料理が幻の味となってしまったことを考えると、今夜のディナーはさらに感慨ひとしおです。



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シェフ、素晴らしいディナーをどうも有難うございました !






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今夜のターンダウンは、ファルーカ (笑)



朝から二か所も遺跡を観光した心地よい疲れで、今夜はぐっすりと眠られそうです。
夜の街の探索にはでかけずに、明日に備えて大人しくベッドにはいります。



つづく


by nonaetamu | 2016-12-24 18:31 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 コム・オンボ神殿 」


ナイルクルーズ2日目、午前中は 「 イシス神殿 」 と 「 アスワンハイダム 」 を観光。
観光を終えたクルーズ船は、アスワンの岸辺を出航し、ナイル下流の町 「 エドフ 」 を目指します。



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今日のランチは、屋上のデッキでいただきます。



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デッキ上は灼けるように熱いのですが、船が運航している間は涼しい川風が吹き抜けるので、お食事をいただくこともさほど難儀ではありません。


船から眺めるナイル沿岸の緑も目に優しい (笑)



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今日のメニューは

前菜にブレザオーラ



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ちょっとパストラミっぽい (笑)


グリーンピースのポタージュ



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シーフードのタリアッテレ



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若鳥のローストと、シェフにリクエストした 「 コシャリ 」



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エジプトの国民食と言われる 「 コシャリ 」

お米に、マカロニ、スパゲッティ、ひよこ豆、レンズ豆等をミックスして、揚げた玉ネギをトッピング、ピリ辛のトマトソースとアリサでいただく 「 炭水化物爆弾 ! 」

お味のほうは・・・ B級グルメに不可欠なパンチ力が足りないような。
お米と、マカロニ、スパゲッティ、豆類が、バランスよく調和して混然一体となったハーモニーを奏でるのかと思ったら、まるっきりてんでばらばらでそれぞれが主張しあう、見た目そのままの味わい。

同じ炭水化物の組み合わせでも、日本のモダン焼き、焼きそばパン、スパゲティロールは、さすがに完成度が高い !
味付けも、日本のそばめしのほうが、より下世話で好みかも。

それともオベロイ仕様で、必要以上に上品になってしまった?
一度経験したら、もういいかな (笑)


デザートには、フランボワーズのムース



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アラブ風のスイーツ



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昼食を終えたころ、ちょうど次の目的地に到着です。

「 船を降りたら、そこは遺跡 」
このお手軽なコンビニ感覚が、クルーズ船の醍醐味 (笑)



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「コム・オンボ」

隼の顔をもつ 「 ホルス神 」 と、ワニの顔をもつ 「 ソベク神 」 に捧げる神殿。
2神を祀っていたため、神殿への入口も2つ、本殿奥の内陣も2つ、2つの神殿が中央で合体したように左右シンメトリックにつくられている珍しい構造が特徴です。



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遺跡が発掘されるまで、神殿の大部分が砂に埋まっていたため、レリーフの保存状態も良く、神殿オリジナルの色彩が残っている部分もあります。



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プトレマイオス朝に建設された神殿は、列柱などにやはりギリシア建築の影響が見られますが、「 イシス神殿 」 より早い時期に建てられたので、まだ柱は太く 「 イシス神殿 」 ほど洗練されていません。

遺跡のある町の名前 「 コム・オンボ 」 とは、「 オリンポスの丘 」、 オンボ=オリンポス、コム=丘、という意味。
古代ギリシア、ローマの影響が、エジプト全土に広まっていたそうです。



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神殿を囲む回廊も、精妙なレリーフで隙間なく埋め尽くされています。
神を讃える神話、ファラオにまつわる絵巻、当時のエジプトの人々の生活・・・・



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神から洗礼を授かっているファラオ



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南北エジプト統一の象徴、プスケント ( 2重冠 ) を戴冠し、エジプト王となるファラオ


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即位後の儀式の模様
何か大切な道具をもらっています ( 失念 )



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古代エジプトの医学の様子を描いた有名なレリーフ。

医者の道具の中には、すでに鉗子やメスも・・・・・
左の台に腰かけている女性は、当時の分娩の様子だそうです。



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「 コム・オンボ神殿 」 、静かというより閑散としていて、他の観光客を見かけませんでした。

なので遺跡内にいる暇を持て余した似非ガイドが、かなりしつこくつきまといます。
ずっと無視していたら、最後には友達と2人の記念写真を撮って欲しいと厚かましくリクエスト。



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カメラを見たら写真を撮ってもらいたがることは、発展途上国ではよくある光景。
写真くらいなら・・・・ と思って、シャッターを押したら

いきなり 「 モデル代、よこせ~っ ! 」

かつて経験したことのないあまりに斬新な押し売りスタイルに、唖然とした後、思わず爆笑してしまいました。
エジプト人、たくましすぎる・・・

写真を見返しても、絵にかいたような悪人面。
「 ホーム・アローン 」 にできてきた、2人組の強盗みたい (笑)


「 コム・オンボ神殿 」 を見学した後は、船に戻ってアフタヌーンティーをいただきます。
今日の日没までには、エドフに到着する予定です。



つづく


by nonaetamu | 2016-12-23 01:07 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 イシス神殿 」



ナイルクルーズ2日目、今日の観光はイシス神殿とアスワンダム。
涼しい午前中に見学が終わるよう、8時に船を出発します。 

早起きをして、まずは朝ご飯。
メニューは、洋食とアラブ風からのチョイス。

アラブ風の朝食は、ピタパンと、ひよこ豆のコロッケ 「 ファラフェル 」 と、ひよこ豆のディップ。



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「 ファラフェル 」 は、日本のコロッケのような食べ物で、中近東でとてもポピュラーなのですが、日本のコロッケと同様、美味しいものとそうでないものとの味の差が甚だ大きい。 美味しくないものは油っぽくて中がガチガチ。 オベロイの 「 ファラフェル 」 は、揚げたてホクホクで、さすがの出来ばえです。


洋食は、玉子料理、パンケーキ、ワッフル、クレープ等、好みのメニューを注文できます。 メニューにないスモークサーモンのエッグベネディクトをリクエストしたのに、かしこまりましたと余裕の神対応。 たった2人だけのクルーズに、どれだけ食材を用意しているのか? 今回のクルーズで利益があるの?と他人事ながら思わず心配になってしまいます (笑) 



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クルーズ船の名前でもある 「 フィラエ 」 とは、ナイル川に浮かぶ小島に由来します。

フィラエ島は 「 ナイルの宝石 」 と呼ばれた緑豊かな美しい島。 豊穣の女神 「 イシス 」 が、エジプト王ファラオの象徴でもある天空と太陽の神 「 ホルス 」 を生んだ神聖な場所です。

「 イシス神殿 」 は、紀元前100年頃のエジプト末期王朝、クレオパトラの父王プトレマイオス12世によって、フィラエ島に完成した、イシス女神に捧げる神殿。 現在の神殿は、 「 アスワンハイダム 」 の建設による水没の危機をさけるため、隣の島に移築されたもの。 アブシンベル神殿と同じ運命を辿った神殿です。 


クルーズ船から車で10分、アスワンダム近くの船着き場から、小船に乗り換えてイシス神殿に向かいます。



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船着き場には、何百隻もの観光船が停泊しているのですが。 
他の観光客は見当たらず、ほぼ開店休業状態。。。。

機関銃を構えた警官も私たちのボートに同乗。
クルーズ船には護衛の警官が常駐しています。



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アスワンダム
1902年、イギリスが造った当時世界最大を誇った巨大なダム



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船の行く先にイシス神殿が見えてきました。



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列柱に囲まれた神殿の前庭



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列柱の装飾から、ギリシア文化の影響が見られます。



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圧倒的なスケールの第一塔門



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ハヤブサの顔をした 「 ホルス神 」 ( エジプト航空のシンボル )
頭上に太陽をのせている 「 イシス神 」
右はエジプト王 「 プトレマイオス1世 」

敵の大軍を破り、王位を授かる場面です。



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参道には傾斜があり、本殿に進むにつれ少しずつ高くなっています。
本殿が、参拝者の目線の高さになるように計算されているそうです。

外の明るさとコントラストを持たせ、明度も徐々に下がっていきます。
これは本殿の神秘性を高める効果を意図したものだそうです。



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神殿内部には多くのレリーフが、状態よく保存されています。

現在は色が落ち花崗岩一色の神殿ですが、当時は神殿全体に華やかな彩色が施されていたそう。


「 子供のホルス神に、授乳するイシス神 」



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古代エジプトの象形文字、ヒエログリフの特徴も教わります。
カルトゥーシュという枠で囲まれているのは、エジプト王ファラオの名前。



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一通りの説明が終わると、あとは自由行動。
遺跡内を、勝手気まま、思う存分散策します。



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イシス神殿から眺める、アスワンダム



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イシス神殿の次は、アスワンハイダムまで車で見物にいきます。

既存のアスワンダムだけではナイルの氾濫を治めることができず、さらなる大型ダムが必要となり、10年の歳月をかけ1970年に完成した巨大なロックフィルダム。 エジプト革命、第二次中東戦争により、イギリスからの資金が途切れたなか、旧ソ連の援助で建設されたダムです。 なので、エジプト人はロシアに対して親近感を持っているそう ( 反対にアメリカは、やはりアラブの敵とみなされているよう )


ダムが巨大すぎて写真に納まりません (汗)



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琵琶湖の8倍ともいわれる巨大な人造湖「ナセル湖」の出現により、アスワン地域の気候さえ変わってしまうほど自然体系に変化をが起こったそうです。 ( アスワンは歴代世界で最も降水量の少ない町であったのに、ダムの完成により雲が発生し雨が降るようになったそう )

飛行機の窓からみたナイル、ホテルや船のキャビンから実際に目にするナイル。 その深い水色の美しさに、さすが 「 青ナイル 」 と呼ばれるだけのことはあると、無責任に感動していたのですが、この青さは本来のナイル川の色ではないそうです。

ダム完成前の本来のナイルの色は、チャオプラヤー川やメコン川と同様、肥沃な土壌を溶かした茶色い川だったとのこと。

ダムの完成で肥沃な土壌がダム底に沈殿するようになり、川の色も次第に澄んで青色に変化したそう。
肥沃な土が運ばれなくなった川下では、洪水はなくなった替わりに農地がやせ、塩害が発生し、エジプト農業には大きな被害をもたらしているそうです。

さらにプランクトンの減少により、地中海の豊かな漁場の水産資源にも悪影響を及ぼしているとのこと。

ナセル湖では貯水量の3分の1が熱風で蒸発してしまうため、灌漑用にと予定していた貯水量に到達するまでは200年かかるとも言われているそうです。



午前中の観光を終えて、船に戻ります。



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乗船してほどなく、クルーズ船は出航します。

アスワンの岸を離れ、ナイルを下り、エドフの町を目指します。




つづく


by nonaetamu | 2016-12-17 20:50 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 The Oberoi Philae 」 ディナー



ナイルクルーズの初日、午後は観光の予定が何も入っていません。
お昼ご飯をいただいたら、あとはデッキでごろごろうだうだ。

クルーズ中の一日のスケジュールは、基本的に観光は半日だけで、あとの半日はリラックスタイム。
私たちが最終日まで脱落せずに全ての観光をクリアできたのも、このゆるゆるなスケジュールのおかげです (笑)


屋上デッキにあるプールは長さ11m、船の規模にしては十分な大きさ。
今回は私たち専用のプライベートプールのようなものなので、誰に気兼ねもせずやりたい放題 (笑)



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プールの両サイドにはジェット水流の装置が備わっているので、ジャグジーとしても楽しめます。
ナイルの真ん中で温泉気分を。 「 ババンバ バンバンバン~ ! 」 ( © 永六輔 )



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プールサイドには、お昼寝に最適なデイベッドも。
デッキチェアよりも、快適、熟睡~



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プールの後ろには、リビングスペース。



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真ん中にあるキッチン兼バーカウンター。
ゲストが多い時には、デッキでBBQが楽しめるそうです。



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デッキ後方には、お食事をいただくダイニングスペースがあります。



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船首からみた、ナイル川の眺め。



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船尾からみた、アスワンの街並み。



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昼寝から目が覚めると、もう暮色が迫っています。
一日の過ぎ去るのが、なんと早いこと!



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対岸、聖シメオン修道院の丘の上にあるアガ・ハーン廟



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ナイルの中州、エレファンティネ島にも、灯りが点りました。



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今夜のディナーは、少し早め、8時からいただきます。
2人だけだと、あまり遅くならないようにと、こういう場面でやっぱり気を使います。


前菜には、アジア料理から揚げ春巻き



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アラビア料理から鶏のケバブ



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洋食から、オニオングラタンスープ



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主菜は、豪州産和牛、サーロインのステーキ



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仔羊背肉のグリル



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デザートに、ピスタチオのセミフレッド



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シトロンのタルト



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ぜんぶ美味しくいただきました!
ご馳走様でした。


食後は、船から降りナイル河畔のコルニッシュを流して、アスワンのスークを冷やかしに。
エジプトでは、日常に使用する単語に、なぜかフランス語が多く使われています ?

ラマダン時期とあって、町の中心、鉄道駅の裏手にあるスークは、夜中近くでも多くの人出で溢れています。

不愛想で古くくたびれた都市計画風の街並み、町中に目立つ多くのスタチュー、光量の少ない街灯、アスワンの町はまるで共産主義国のようなシャビーなエキゾチシズムで溢れています。 そんな街並みの陰鬱さとあいまって、観光産業で成り立っているアスワンの町はかなりの打撃を受けて困難な状況にあると想像できるのですが、ラマダンのお祭りのムードにかき消されて、それほど切迫した悲壮感や、観光客を狙ったしつこい物売りに遭遇することもなく、無事に町の散策を楽しめたのは幸いでした。



夜の街の散策を終え船に戻りキャビンに入ると、ターンダウンが済んで、すっかりお休みモードに。



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白鳥のタオルワークが、女子 おばさん2人の寝室に、無意味な華を添えています (笑)



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つづく


by nonaetamu | 2016-12-12 01:26 | エジプト | Comments(0)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 The Oberoi Philae 」 船内施設



ナイルクルーズ初日、キャビンへのチェックインを済ませたら、お昼をいただきに食堂へ向かいます。
食堂は船内に一か所、ホワイエの下の地下にあります。



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窓際のテーブルに落ち着いて。



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地下にある食堂のフロアは、川よりも低い位置。
なので、ナイルの川面は食堂の窓のすぐ下。 水、近~い !



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昼と夜の献立は、前菜、スープ、主菜、デザートの4コース。
スープ以外は、4種類の選択肢からチョイス。

日替わりのメニューは、前菜、主菜ともに、洋食、アラブ、アジア、インド料理からの選択。
ベジタリアンの料理も必ず用意されています。

お料理は、さすがオベロイとうなずける安定感。
毎日のお食事が楽しみになる内容でした。

食事の始めにシェフがテーブルに挨拶に見えて、これから滞在中にいただく献立を相談するのも 「 ジ・オベロイ・スタイル 」
シェフはインド料理にも精通なさっているとのことなので、ディナーには、インド料理、エジプト料理、鳩料理を。 エジプトのB級グルメとして有名なコシャリをランチに一度、とリクエストしました。



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生春巻きは、ベトナムというより、どこかタイ風。
シーラチャソースでいただきます。



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大好物のガスパチョ。
メニューにあると必ず注文 (笑)



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羊のグリルだったような・・・



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シーフードのリゾット



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アイスクリームとシャーベットは、5種類からのチョイス。



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メナハウスに35年勤務したGMの元、サービス陣も抜かりありません。
ベテランスタッフと新人スタッフ、仲の良いチームワークも微笑ましい。


去年の12月に改装を終えて再就航していらい、なんと私たちが最初のゲストとのこと !
( どうりで体験ブログをチェックしようと探しても、まったくヒットしなかったわけ )

まだ来ぬ客をいまかいまかと待ちわびながら、6か月以上も、エアートレーニングを重ねてきたスタッフの皆さん。
そんな飢餓状態に初めて飛び込んだ客とあって、スタッフのサービスはアテンティブを通り越して、飢えた猛獣の檻に投げ込まれた子羊のような生贄状況。 ボート内のどこに居ても、皆さんのかまいたいオーラが痛いほどひしひしと伝わってきます (笑)



食事を終えたら、さっそく船内の探索にでかけましょう。


1階中央のホワイエは、2層分が吹き抜けになった空間。

観光に出かけるときには、水筒を用意してくれて、ここで皆さんにお見送りをしてもらいます。
観光を終えて帰ってくると、冷たいお絞りと飲み物でお迎え。 我が家にいるようなフレンドリーで温かいサービス。



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小さなリフトも1台ありますが、動きがとてもスローモー。
階段を歩いたほうがずっと早いので、ほとんど利用しませんでした (笑)



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パブリックスペースはボートの前部に、客室はボートの後部に配置されています。

特に遠景が素晴らしいということもないので、階数による客室からの眺めにさほど違いはないと思います。
むしろ下の階の方が、より川が近く感じられて面白いかも ( ただし停泊時に川岸側にならないように注意が必要 )



1階にはバーラウンジと



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ミニシアターがあります。



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ラウンジの奥には、ワインセラー



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ワインセラーの奥の階段を上がると



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シガーラウンジと



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ライブラリーがあります。



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午後の早い時間は、屋上のデッキのフロアが歩けなくなるほど熱くなるので、
図書室のカウチソファーで昼寝をするのが毎日の日課 (笑)



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3階には、ジムと



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ヘアサロン



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スパがあります。

セラピストは、バリからやってきたインドネシアの方。



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ダブルのトリートメントルームが4室。
夜なのでスクリーンが下りていますが、昼はナイルビューの明るいお部屋です。



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金もいらなきゃ、女もいらぬ。
背も、豪邸も、億ションも、いらないから
あたしゃこのボートを自宅代わりに欲し~い ! ( © 玉川カルテット )

淀川に係留して、中の島クルーズや、神戸港クルーズを愉しむ (笑)

と、願うぐらいに快適な滞在でした。


さて午後は観光の予定がなにも入っていません。
屋上のデッキでのんびりと過ごしましょう。



つづく


by nonaetamu | 2016-12-08 21:29 | エジプト | Comments(2)

エジプト旅行記 2016年 エジプト ナイルクルーズ 「 The Oberoi Philae 」 客室



午前中にヌビア博物館の観光を終えて、お昼過ぎにナイルクルーズのボートに乗船します。
ナイルに400隻あるというクルーズ船の中から今回選んだのは 「 The Oberoi Philae 」

インドの高級ホテルグループ 「 オベロイ 」 が運営するクルーズ船。
5年をかけての大改装を終えて去年の12月に再運航を始めたばかり、出戻り処女航海 (笑)

キャビン22部屋、定員44名、4層建ての中型船。
今回は他の乗客がいないので、この船すべてが私たち2名だけの貸し切りクルーズ !

このナイルクルーズが今回の旅のメインイベントです。 なのでホテルや飛行機の代金を支払った後にクルーズが中止になっては、旅自体が元も子もなくなってしまいます。 万が一のクルーズキャンセルが心配になって、航空券の購入直前にオベロイに運航の有無を問い合わせました ( 旅の2か月前 )

私たちの問い合わせに対するオベロイからの回答は
「 安心してください。 必ずクルーズは行います。 キャンセルは絶対ありません ! 」 

たとえ乗客が2人だけでも運航してくれるのかしら、と冗談を言っていたのですが・・・・ まさか現実になるとは (笑)

4泊5日のクルーズ、総数40名のスタッフに囲まれてのお姫様仕様の船旅。
これまでに経験したことがない贅沢で素晴らしい時間が過ごせました。
( 通常運行時のスタッフ数は60名です )

なにも考えず心からくつろげるクルーズは、極上のリゾートに勝るとも劣らない至福のひと時でした。




オベロイ・フィラエ の外観は、特に高級感もなくごくごく普通。



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ブリッジを渡り中に入ると吹き抜けのホワイエが。



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レセプションでチェックイン。



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私たちのキャビンは3階でした。



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ドアからお部屋ををみると



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右手にクローゼットとキャビネットがあります。



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オベロイホテル共通の、モダンで癖のない上品なインテリア。



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ベッドから入口方向。



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右手にミニバーがあります。



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ベッドから窓の方を。



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折り畳み式のカードテーブル



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窓を開けるとナイルの川面はすぐそこに。
気持ちの良い川風が吹き抜けます。



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大きな窓のある開放的なシャワールーム。
客室側に窓があるのは苦手ですが、外に向いた窓なら大歓迎 (笑)
( もちろん外からは見えないマジックミラーです )



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タイルの模様が明るくて可愛い。



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ドントディスターブの札は、ラクダがキスをしている絵柄
「 We are busy. Please come back later. 」
( 取り込み中です。後にしてね。)



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身の回りのこと、移動のこと、食事のことも一切心配せず
ぼーっと心地よいサービスに身を任せて観光をするだけの毎日。

至福の時間はあっという間に過ぎていきました。

7日間では長すぎて飽きるかなと心配して5日のクルーズを選んだのですが
終わってみると5日ではなく7日にしておかなかったことを後悔したほど。

むしろ船に乗ったまま日本に連れて帰って欲しかった・・・ 4日と言わず4年だって問題なし (笑)
お金持ちの方たちが自家用ヨットを持ちたがる理由も思わず納得。

船旅の虜になってしまいそうです。

料金は、観光、ガイド、移動、食事が含まれて、2名で2960ユーロ ( 約35万円 )
1泊3食、観光付きで、1人18万円弱だと考えると、むしろお値打ちと思える内容と充実度でした。

リピート確定、毎年にでも訪れたい想い出の場所となりました。


では、お昼をいただきに下の食堂へ行きましょう。




つづく


by nonaetamu | 2016-12-04 01:18 | エジプト | Comments(8)