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インド旅行記3 2014年 「 THE LODHI 」 「 Indian Accent 」



「 アナンダ・ヒマラヤ 」をチェックアウトして、デラドゥンの空港へ向かいます。
渓流沿いの、夢のような山道を走り、1時間ほどで空港に到着。
最終目的地デリー行きの飛行機に乗りました。

デリーでの宿泊は、「 ザ・ロディ 」
2009年に、アマンリゾート初の都市型ホテルとしてオープン。
2013年にアマンを離れ、ザ・ロディと改名しました。




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全室プライベートプール付きが、こちらのホテルの殺し文句。




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ガラス越しにプールを眺めるバスルーム。
タオルはいまもアマン掛け ( 笑 )




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しかし期待とはうらはらに、微妙な泊後感。。。

その理由は、

開業後5年しか経っていなかったのに、かなりの加齢臭 ( もとの躯体が古いから? )
客室への廊下が屋外にあるので、どことなく団地っぽい雰囲気。
部屋のレイアウトが悪く、クローゼットやトイレ・バスルームの使い勝手が悪い。
部屋のプールがあまり清潔ではなかった。気温が40℃を越えホコリの多い夏のデリーでは。。

などなど



ニューデリーで滞在する場合、ホテルはオベロイかロディの2択だと思うのですが

ロディの特徴は、

人の出入りが少なく、クラブのようなプライベート感。
閑散としていて寂しい感じ、スタッフのサービスも慣れてなくぎこちない。


オベロイの特徴は、

ドレスアップしたゲストで賑わう高級ホテルの高揚感。
老舗ホテルならではの安定した熟練のサービス。
広い庭の中にあるプールやジムの居心地の良さ。
お部屋のサイズは2世代前の広さ、オーソドックスで面白みに欠ける造作。


ロディを日本のホテルに例えると、福岡のイルパラッツォや、八重洲のフォーシーズンズ?
喧騒とは離れた静かな滞在にお勧めです ( 笑 )

そしてロディのジムは一見の価値あり!
映画俳優やモデルのようなインドの美男美女でいっぱいです 。

( あくまでも全て2014年当時の評価です 笑 )



さて、今夜は今回の旅行を締めくくる最後のディナー。
デリー一番の有名店 「 インディアン・アクセント 」でいただきます。

世田谷っぽい雰囲気の郊外の住宅街にある一軒家のレストラン。。。
だったんですが、

現在は、ロディ内に移転して、ニューヨークとロンドンに支店まで。。。




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店内はインド人のゲストでいっぱい。
みなさんお店の評判を聞いて、期待でテンションマックスです。

私たちのお隣のテーブルは、おばあちゃまのお誕生日を祝う3世代の家族連れ。




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今流行りのインディアン・ガストロノミーのレストランです。




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食事が始まり時間が経つにつれ、店内の空気が少しずつ重くなっていきます。
みなさん、「 こんな~はずじゃ~なかったよね~ by 俊彦 」 って顔つきで、テンション急降下。




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お隣のテーブルは、無言沈黙を通り超えて、おばあちゃまが泣き出しそうな、険悪なムードに。




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私たちも、こちらを選んだことを深く後悔。

食後に、「ヒマラヤの。。。」っていう肩書の長~いお茶を頼んだら。。。30分以上待たされて。。。
何度も催促を重ねて。。。やっと出てきたお茶は、ティーバッグ。。。


分子系やガストロのミー系が苦手という個人的な嗜好は別にして、
その料理のこういうところが一般的に評価されてるんだろうなってことは理解できます。

でもこちらの料理はそれ以前の問題。
美味しくないし、センスもない、ただのフュージョン料理( 断言! )


「 ベスト・レストラン 」、私たちの大切な最後の晩餐を返せ~っ!

近頃の仲間内だけで盛り上がるマッチポンプもどうかと思いますが

食べてのお客にとって、シェフの政治力もコネも関係ない
料理人ならば、美味しいものを提供して、味で勝負して欲しい。

「 ベスト・レストラン 」の選考基準や運営姿勢に疑問を呈して、受賞を辞退する勇気と矜持を持つ、日本人シェフが出てきて欲しいものです。。( 涙 )


いつも通りの、愚痴とぼやきでお仕舞になりましたが。
今回の北インドの旅も、思い出に残る素晴らしい旅行でした。

シムラから山をくだるドライブ、蝶が舞う川沿いの道
ワイルドフラワーホールの天空のジャグジーに、アナンダのガンジス川を眺めるテラスのジャグジー

デリーの雑踏で助けてくれたインドの人達
高原の川鱒や、山菜の味。。。


どれもが懐かしく心に残っています。






by nonaetamu | 2018-12-05 11:48 | インド | Comments(0)

インド旅行記3 2014年 「 ANANDA in the Himalayas 」 2



「 ANANDA in the Himalayas 」は、テイリ・ガーウォール地方の旧藩主、マハラジャの夏の離宮だった場所。
敷地内のパレスには、現在も最後のマハラジャのご子息がお住まいになっています。

マハラジャのパレスに隣接するコロニアルスタイルのビラは、マウントバッテン総督をお迎えするために、1910年に建てられたゲストハウス。 私たちが宿泊したのは、このビラの2階を専有する 「 バイスリーガル・スイート 」 というお部屋でした。



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室内のクラッシクな空間も素晴らしいのですが、このスイートの特徴は
なんといっても、広い広~い、テラス!



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3方が広大なテラスに囲まれています。



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正面は見晴らし台になっていて、広いリゾートを一望できます。



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南向きのテラスには、ジャグジーも。



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バトラーさんにお願いして、お風呂の準備を( 笑 )



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ジャグジーからは、リシュケシュの町とガンジス川が。



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ジャグジーつかりながら、露天温泉気分で飲むアペリティーボ。
このうえない至福のひととき。

ば・ばん・ば・ばん・ばん・ばん~ ( 笑 )



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夕立と遠雷。



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日が暮れると、街の灯りが。。。



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アナンダでの一日は、朝のヨガに始まり
招聘講師によるレクチャーや、エクソサイズ。。。

トリートメントのあいまのアクティビティも豊富で
あっというまに時が過ぎていきます。



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リゾート内の正装は、インドの民族衣装「クルタ・パジャマ」(パジャマの語源だそう)
ディナータイムは、ドレスアップをしても、クルタでも大丈夫。


ベジタリアン料理の料理教室にも参加してみました。


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この日のメニューは、

「野菜のショルバ(スープ)」、「ビーツのリゾット」、「アル―マサラ(ジャガイモのスパイス炒め」の3品。


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野菜の出汁の取り方や


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細かい質問にも答えてくれます。


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完成したら、みんなで試食を。



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「 ANANDA in the Himalayas 」、素晴らしいスパ・リゾートでした。
極暑の日本を離れて、いますぐにでも、癒されにいきたい。。。

何よりも一番良かったのは、町を見下ろす高台のロケーション。
さすが元(現)マハラジャの宮殿だけあって、最高の立地、敷地内に素晴らしい 「 気 」 が流れています。

ホリスティック系のデスティネーション・スパは、美・健康のために、俗世間の煩悩を捨てて、ストイックな生活が強要される場所。 外界から隔絶された閉塞的なところが多くて、そこはまさしく美と健康のための 「 虎の穴 」

夏休みのラジオ体操さえ2日以上参加できなかったへたれの私には、息が詰まるは、肩は凝るはで、副作用とリバウンドの方が大きい苛酷な毎日。 まるで「 豪華な監獄 」 に収容された女囚の気分。。。。さそり( 笑 )

なのに、アナンダでは開放感は満点だし、お食事も美味しいし、4日間があっというまに過ぎていきました。。
これも麓を流れる聖なる大河、「 ガンジス・パワー 」 のお蔭でしょうか?


ただし、それもすべて、スパ・リゾートを基準として考えてみればです。

ハレクラニやフォーシーズンズのような開放感、他のインドの宮殿ホテルのような豪華さを期待なさっていらっしゃると。。。。。まぁ普通に地味です。 通常の宿泊棟は、ゴルフ場付属のホテルのようなシンプルさ。 お料理も、あくまでも健康食の範囲ならの美味しさで、贅沢な極上の美食が楽しめるわけではありません。

また、北インドだけに、アユールベーダのトリートメントがあまり充実していません。
本格的なトリートメントやパンチャカルマなどをご希望なさるなら、スリランカか南インドのアユールベーダ専門リゾートや治療院がいいかと思います。

それでもやはり、アナンダは自信を持ってお勧めできる素晴らしいリゾートです。
そして、もし予算が許されるなら、バイスリーガルスイートは泊る価値があると思います。


つづく


by nonaetamu | 2018-08-01 20:00 | インド | Comments(0)

インド旅行記3 2014年 「 ANANDA in the Himalayas 」



北インドの旅6日目、今日は旅の折返し地点です。

4泊過ごしたシムラを朝に発ち次の目的地リシュケシュへ向かいます。
シムラで手配したタクシーでデラドゥンまで行き、そこでホテルの迎えの車にバトンタッチ。

地図で見た直線距離100kmの道程を、実際には8時間も走り続ける結果に。
予想を超える大行程でしたが、このドライブが今回の旅のハイライトになりました。


シムラからカルカまできた道を下りて、街道をリシュケシュまで行くのかと思っていたのですが、
タクシーは想定とは異なる山脈沿いのドライブウェイを西に向かって走っていきます。

開通したての道路は快適で、車も少なく爽快なドライブ。

高山植物の広がる草原はインドにいることを忘れてしまいそう。
途中で休憩したお茶屋さんから眺めた峡谷の絶景も忘れられません。

崖に沿って谷間を走る曲がりくねった山道はスリル満点で
海のないアマルフィ海岸をドライブしているよう。

山の中を延々と走った後まるで梯子から下りたようにすとんと山道が終わり
そこからは草原の中の一本道を走ります。
ヒマラヤが巨大な山塊であることを実感。

田舎の街道は、国際校、大学、留学、MBA、全て教育関連の看板で埋め尽くされて。
有名なインドの教育熱の高さ・・・13億の厳しい競争社会が垣間見れ思わず戦慄 (笑)

道中幾つもの町や村を過ぎ、国境のように厳重な州境の橋を渡り
ようやく到着したデラドゥンの空港でホテルの車に引き継がれました。

州都デラデゥンからリシュケシュまでは1時間のドライブ。
ガンジス川から岐れた清流沿いを走ります。

そこで忘れられない幻想的な光景に出会いました。
河原が無数の白や黄色の蝶で埋め尽くされて
走る車の周りもひらひらと蝶々で包まれます。

とてもこの世の眺めとは思えない・・・・あの世かしら?
横を流れる川が三途の川に見えてきます(笑)

ウダイプールからジョドプールに向かう途中でも似たような経験をしました。
インドではよくある風景なのでしょうか?


夢のようなドライブに感動しているあいだに、車はリシュケシュに到着。
リシュケシュは、ガンジス川の上流、川の始点から250キロに位置する町。

「 ヨガの聖地 」 と呼ばれ、ビートルズが修業をしたことでも有名になりました。

リシュケシュの町を下に見ながら、再び険しい山道を登った山の上
今夜の宿 「 ANANDA in the Himalayas 」 に到着です。


古い洋館を改装したホテルの建物



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アンティークな建物の一階に
ホテルのレセプションとラウンジがあります。



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泊ったお部屋は、旧館2階



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バトラーさんが案内してくれます。



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ドアを開けると、広いリビングルーム
窓が2面にあり明るさも良好です。



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ロマンチックすぎるベッドルーム(笑)



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ドライブの疲れを忘れさせてくれる
素晴らしいお部屋でした。



続く


by nonaetamu | 2017-08-07 04:17 | インド | Comments(1)

インド旅行記3 2014年 「 シムラ 」



シムラ滞在の2日目、何の予定もたてず町をのんびり散策。
避暑地の趣きや山の空気、歴史ある町の風情を楽しみました。

シムラはイギリス統治時代に避暑地として栄えた古いリゾート。

1819年に別荘地として開発が始まり、1863年にはイギリス領インド帝国の夏の首都へ。
1903にはカルカ―シムラ鉄道が開通しました。

200年の歴史を持つアジア最古のコロニアルリゾートのひとつです。


山岳鉄道に5時間揺られて到着したシムラの町。 
頭に真っ先に浮かんだのは「どうしてここに?」という疑問。

シムラは山の上に開けた高原ではなく、尾根に沿いに細くのびた町。
そこから谷底に向う急な斜面に、家々が張り付くように連なっています。

列車でシムラに向かう途中、似たような地形の町をたくさん見たし、
シムラの奥にはさらに高い尾根が延々と続いています。

当時の首都カルカッタからも遠くダージリンやリシュケシュの方が便利なはず。
近くに温泉があるわけでも、とりたてて風光明媚なわけでもないし・・・・なぜここに?

思いつく理由としては、
「 ここで力尽きギブアップした ? 」

理想の高原リゾートを求めて遥か山の奥深く迄やってきたけど
そろそろ気力体力ともに限界。

目前に広がる果てしない尾根の連なりをみて、愕然とし
「 もう限界かも、ここらで良しとしない? 」

と決めたのではいかと・・・勝手に想像 (笑)
それくらい微妙な立地のリゾート地です。



ホテルの前を走るチャウラ・マイダン・ロード

左に進むと旧総督邸、右に進むとメインロード 「 ザ・モール 」 に通じ
20分ほど歩くとシムラの中心 「 クライストチャーチ 」 広場です。


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数多くのコロニアル建築が点在する異国情緒の街並み。

日本なら文化財に指定されそうな建物が、手入れもされず普段使いされている様子は
フランスの植民地だったプノムペンやホーチミン、インドシナの町に似た雰囲気です。


シムラ一番の観光名所 旧総督邸
「 バイス・リーガル・ロッジ 」



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ロッジというには立派すぎる建物
石造りの重厚な建築は、まるでハリーポッターの舞台のよう。
( 映画を見たことないけど 笑 )



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邸内の一部が一般公開されています
(一階のほんの一部だけですが)



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個人で自由に見学はできず
玄関に集合してツアーに参加。



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広い芝生の前庭
裏には英国式のローズガーデンがあります。

ここがホテルだったなら・・・



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訪問した6月には紫陽花が満開でした。



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朝靄や霧がたち、湿気が多いシムラの町

からっとした気候を好む日本人には苦手な湿気も
イギリス人にとっては故郷を偲ぶセンチメンタルな風土なのかも





おしゃれなリゾートのイメージがあるシムラですが
それはあくまでインドにおける基準

整然としているのは「ザ・モール」の周辺だけで
そこを外れると正にザ・インディアな混沌と猥雑の世界。

観光客で溢れかえる商店街は
昭和の温泉街や戦後の闇市のよう (笑)

陽の当たる南斜面は香港島並みに建物が密集し
崖のように急な斜面をエレベーターで移動するくらい


賑やかな南斜面とは対称的に北側は静かな景色が広がっています。



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北斜面にはチベットマーケットがありました。



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インドに避難したチベット族が営むマーケット。
衣料品や民芸品が売られています。



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マーケットで巨大なぜんまいを購入 (笑)
シェフにお願いしてインド風に料理してもらいます。



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細かくきざんでやっぱりカレーに。
期待していた山菜の風味は・・・どこか遠くへ (笑)



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明日は朝からリシュケシュへ移動
遠路8時間のドライブです!


つづく



by nonaetamu | 2017-07-20 22:22 | インド | Comments(0)

インド旅行記3 2014年 「 The Oberoi Cecil 」



山岳鉄道に乗ってインド北部を巡る旅。

「 Wildflower Hall 」 でプチットスイス気分を満喫した後
シムラ市内へ戻って「 The Oberoi Cecil 」 へチェックイン。

セシルは 年頃 1884年創業のシムラを代表するクラッシックホテル。

ワイルドフラワーホールと同じく、インドの高級ホテルチェーン
オベロイグループが経営するホテルです。


セシルはオベロイにとって特別な意味を持つホテル。

一代でインドのホテル王となったオベロイホテルの創業者が
ホテルマンとして丁稚奉公を始めたのが、ここセシルホテル。

日本に例えれば、加代が嫁いだ伊豆熱川の山水館 ( @ 細うで繁盛記 )
先代にとって忘れられない大切なメモリアルホテルです。

オベロイ氏が初めて手にした自分のホテルは
やはりシムラにある 「 Clarkes Hotel 」
セシルで働き始めて11年後のことでした。



セシルホテルは、シムラの繁華街から少しはずれて
旧総督邸へ向かう途中、閑静な一角にあります。



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エントランスを入ると、右手に小さなレセプション
その先にホワイエとエレベーターホール



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ホワイエの右手がロッジスタイルの旧館
左手にアトリウムロビーを囲む新館があります。



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ホテルのウェッブサイトやブローシャ―を見て思い描いていたよりも
実際に目にするホテルは、とても古い、驚くくらい (笑)

新館と言えども床が軋みます。
館内にはそこはかとない黴臭が

クラッシク、古色蒼然とも言えるけど・・・
正直に言うと おんぼろ くたびれてる ?




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日本で例えるなら ( しつこい )
神戸の老舗 六甲山ホテル

東京の人にも分かりやすく例えるならば
建て替え前の 箱根ホテル ?
( さらに分かりずらい 笑 )

セシルはやっぱりインドの六甲山ホテルだった !
とこのあと確信するのですが・・・



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案内されたお部屋は最上階の角部屋。

リビングというより応接間と言うほうがしっくりくる
レトロフィーチャーのどこか懐かしい雰囲気

田舎のお爺ちゃんの家を尋ねたような
不思議と心落ち着く空間です。



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古風な造りのベッドルーム
十分な広さがあります。



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ベッドルームの奥に、浴室とウォークインクローゼット

やはり古風な造りですが、バスルームもクローゼットも広々しています。
ひと月以上の長期滞在を想定しているお部屋の設えです。



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ロビーのラウンジには窓がなく、ホテルに景色を眺めるテラスもないので
滞在中は散歩に出かける以外、自然と部屋で過ごす時間が多くなります。



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寝室のテラスからは、シムラの町並みが一望できます。
天気が良ければ、ヒマラヤの山並みも見えるはず。



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お部屋の正面がヒマラヤ方向です。
(地図によると)



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左手はシムラの町並み



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右手は旧総督邸の森



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ホテルの下には、山岳鉄道のシムラ駅が見えます。

空気が爽やかで、冷房の必要もないのですが、
窓やテラスのドアを開けっ放しにできないのが難点

ホテルの周りには ずる賢い お利口なお猿さんがいっぱいで
油断をするとお部屋の中まで入ってくるんです (笑)




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黄昏の景色
山影に町の灯りが見えるとほっとします。

リゾート地は好きだけど、大自然は苦手なんだと実感
漆黒の暗闇は怖い (笑)




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プールは旧館の1階にあります。
旧館は木造山荘風、クラシカルな建物。

プールも簡素な山小屋風。
のんびりと長居する雰囲気ではありません。



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ホテルのみかけによらず (失礼)
広々として立派なダイニングルーム



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古き良き時代の面影を残して
優雅な時間が流れています。



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洋食、インド料理、アジア料理、地元ヒマラヤ地方の料理
メニューが豊富で、連日でも飽きることがありません。

朝食からインド料理のメニューがいっぱいで
朝ご飯がとても楽しみでした。



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シェフがテーブルまできてくれて
滞在中の食事のコンサルテーション

メニューはあくまで参考程度
何を食べてみたいのか、何がお勧めなのか
我が儘な注文にも応えてくれます。



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初日は、虹鱒のソテーをバタークリームのソースをメインに
前菜はインド料理のタンドールと、ヒマラヤ地方のパクチースープ



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二日目は、粉をつけて焼いた虹鱒をお醤油風味のソースで
「 虹鱒の富士屋風 」 をイメージしてリクエスト

シェフ初めてのチャレンジでしたが
期待を上回る、本物に近い出来栄え(笑)

お料理はワイルドフラワーホールよりも口に合いました。



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セシルホテル、鄙びたシムラの町に
しっくりと溶け込んだ 素敵なホテルでした。

シムラで滞在するならば、一番のお勧めです。
コロニアルな風情を楽しみに、お食事だけでも。


ただホテルは豪華でもありませんし、とにかく古いです (笑)
黴とほこりの臭い、軋む床、立て付けの悪さ・・・

清潔感は・・・ほとんどなし
志賀高原ホテルや改装前の赤倉観光レベル

その全てを、シムラの町やホテルの歴史の一部として楽しめるなら。


雰囲気重視ならば、木造山小屋風の旧館を
眺望重視ならば、新館上階の崖側のお部屋を

新館と旧館のコントラスト
斜面に建つホテルの立地
眼下に煌めく街の灯り
華美ではない素朴で優しい山のリゾート

セシルはまさに懐かしい
インドの六甲山ホテルでした (笑)


つづく


by nonaetamu | 2017-07-08 14:24 | インド | Comments(0)

インド旅行記3 2014年 「 Wildflower Hall 」



カルカ駅を5時30分に出発した列車は、定刻通り10時過ぎにシムラへ到着。
駅前からタクシーに乗って、お目当ての 「 Wildflower Hall 」 ホテルへ向かいます。

ワイルドフラワーホールは、インドの高級ホテルチェーン オベロイホテルが運営する山岳リゾートホテル。
2001年の開業時には多くのメディアに紹介され、一度は訪れたい憧れの旅行先にも選ばれました。

ホテルの名物 ヒマラヤ山脈を望む崖っぷちに設らえたインフィニティ・ジャグジー
の写真が有名雑誌のグラビアを飾りました。

ミーハーな私たちも例外に漏れず、その印象的なジャグジーの写真に魅せられ
ヒマラヤを眺めながらの温泉気分を楽しもうと、遠路はるばるシムラまで (笑)



シムラからワイルドフラワーホールのあるマショブラまでは、山道を1時間弱のドライブ。 
チベットとパキスタンのラホールを結ぶ、有名なヒンドゥスタン-チベット街道 ( 国道22号 ) を走ります。

険しい山の尾根にあるシムラの町から一旦谷を下り、車はさらに標高の高い尾根へと登っていきます。

山肌を縫うように走る車の窓には、眼下の渓谷や遠くの山々のパノラマが広がり、
素晴らしい眺望に1時間のドライブも飽きることはありません。

国道22号線は2車線だけの細く険しい山道なのですが
今でもチベットやパキスタンへ向かう重要な物流ルートなのか
交通量は思いのほか多く、大きな荷物を積んだトラックや
エキゾチックな顔立ちの旅人で満員のバスが絶え間なく行き交います。



国道に面したホテルのゲートをくぐり、車寄せまでの長いアプローチを上ります。
深い杉の森に囲まれた小高い丘、全てがホテルの敷地です。

大英帝国インド軍総司令官だった、キッチナー伯爵の別荘跡地にたつホテル。
近くにはインド大統領の別邸もあるインド屈指の高級リゾートです。



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100年前に建てられたホテルオリジナルの建物をモチーフにした山荘風のクラシカルなデザイン。

館内もチーク材を多用したウッディ―でシックなインテリアです。



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お部屋の造りもヨーロッパスタイルのヒュッテ風。

ラグやソファーの柄にインドらしいアクセントをあしらった
山のリゾートらしい素敵な内装です。



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お部屋の窓からは、遠くにヒマラヤ山脈が・・・見えるはず



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お部屋に落ち着いたらお庭のテラスでお昼をいただいて
午後はプールで、いつものようにゆるゆると (笑)

シャンデリアが煌めく優雅なプール。



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プールの横には、明るいサンルーム。



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そしてサンルームの外に
待望の崖っぷちジャグジーがあります。



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思ったより小さかった (笑)

他のゲストとご一緒は恥ずかしいので、誰もいない隙を狙ってどっぷり温泉気分を楽しみました。
といっても、ジャグジー争奪戦の競争相手はインドのがきんちょ達でしたが・・・



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残念ながら滞在中にヒマラヤ山脈が顔を出すことはありませんでした。
恐らくヒマラヤが見えるのは、12月から3月までの乾季なのではないかと。

でもそのころはとっても寒いはず。
シムラには雪が降るし、近くにはスキー場やスケートリンクがあるくらいですから。

冬でもジャグジーに入れるのかしらん?
地獄谷温泉の猿みたいな (笑)



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館内にレストランは一個所。
夕食は、ホワイエ奥のダイニングホールでいただきます。

ホテルの客層は、インド人の家族連れが中心。
ボリウッドスターのような派手なインドの富豪は見かけませんが、皆さん上品でシックな方ばかり。

お子様連れがたくさんいらっしゃいましたが、お行儀がよく静かで落ち着いた滞在を楽しめました。
ジャグジーの争奪戦を除いて (笑)



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料理は安定のオベロイスタンダード。
どのお皿もとても美味しい。

初日は、地元の料理を盛り合せたタリーを注文。



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2日目は軽い高山病にかかったので、お部屋でルームサービスを注文。
ワイルドフラワーホールの標高は2500メートルほど。

息切れしないよう、お部屋でくつろうで夕食を楽しみました。

なかでもホテルの近くの渓流で採れる虹鱒がとても美味しい!
ヒマラヤの清流で育つ虹鱒は、臭みがまったくなく繊細で上品な味です。

思いもよらぬ美味しさが癖になり
この旅の残りの日程、毎日虹鱒をいただきました (笑)



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「 Wildflower Hall 」 施設、環境、食事、サービス全ての点において
申し分のない素晴らしいリゾートホテルでした。

さすがオベロイ! 

ここがインドとは思えない
ヨーロッパや日本にあっても全く不思議でないリゾートです。


でもこの点が、良くも悪くもホテルのネックに・・・・

よく言えば国際水準の素晴らしいホテルなのですが
逆に言えばどこにあってもおかしくない個性のなさ。

この距離をはるばるやってくるならば
信州かスイスに行くほうが楽なような (笑)

日本からわざわざ旅するだけの価値がある
ここならではのオリジナリティーが見あたりません。
本場のカレーが食べられることを除いては (笑)

インドに暮らしている方には心からお勧めです。
インドとは思えない清潔で爽やかな空気。

でも日本からとなると
カルカーシムラ鉄道に乗る鉄道おたくの方がついでに寄るくらいしか・・・


もうひとつの注意点は、ワイルドフラワーホールは、陸の孤島だということです。
ホテルのゲート前、街道沿いにローカルな商店が数件ありますが、ホテルの徒歩範囲内には何もありません。

孤島リゾートの閉じ込められるような孤立空間が苦手な方にとっては、かなりな苦行となるかもしれません。
丘の上で視界は開けているのですが、精神的な隔絶感が高いリゾートです。



ワイルドフラワーホールからシムラのセシルホテルに移動したら、高山病がたちまち治りました。
物理的な標高差だけでなく、精神的な閉塞感も症状に影響していたのかもしれません (笑)

グローバルデスティネーションとドメスティックデスティネーションを見分けるのは難しい。
これがイタリアなどでしたら、ドメスティックなホテル滞在も味のある体験となるのですが。


それにしてもブログを始める前の旅の写真の少ないこと・・・


つづく


by nonaetamu | 2017-06-29 22:36 | インド | Comments(2)

インド旅行記3 2014年 「 世界遺産 カルカーシムラ山岳鉄道 」



オールドデリー駅を2時間遅れで出発した深夜特急 Kalka Mail 号は、朝5時過ぎに終点カルカへ到着。
列車の揺れが激しく寝台の寝心地もひどかったので、寝不足のままの頭で早朝の駅に降り立ちました。

朝もやのこもったカルカの駅は、空気もひんやりと心地よく、気温40度越えのデリーとは別世界。

旅をした2014年のインドは記録的な猛暑でした。
出発の前月にはデリーで47度越えを記録。

多数の死者が出たというニュースを聞いて、旅の中止を考えたほどでした。



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カルカ駅で5時30分発の Shivalk 豪華急行に乗り換え
英国統治時代の夏の首都、天空のリゾート「 シムラ 」 へ向かいます。

カルカーシムラを結ぶ山岳鉄道は、鉄道世界遺産。
ダージリン鉄道、ニルギリ鉄道とともに、インドの山岳鉄道群として登録されています。 

鉄道世界遺産は、地下鉄を除くと、世界にわずか3箇所だけ。
スイスーイタリア、オーストリア、インド、にしかない超レアなプレミア物件。 

今回の旅のハイライトのひとつが、この山岳鉄道に乗ること。
早朝のカルカ駅3番線ホーム、世界遺産乗車を目前に胸の鼓動が高鳴ります。



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ホームに到着したのは、トイトレインと呼ばれる、おもちゃのような可愛い列車。 
観光列車なので景色がよく見えるよう窓が大きく、車内はアンティークな応接間のような雰囲気です。

標高約650メートルのカルカから、標高約2100メートルのシムラまで、
全長96キロ、標高差1400メートルの道程を、5時間かけてのんびりと登ります。 

道中には103本のトンネルと864本の橋があり、渓谷をわたる素晴らしい景色が楽しめるそう。
どのような絶景が待っているのか、とても楽しみです!



行楽客で満員になった列車は、定刻通りにカルカを出発しました。
眺めのいい窓際の席を確保し、窓を全開にして爽やかな山の空気を吸い込みます。

走り始めた列車の窓から眺める風景は・・・
インドならではの絶景 (絶句する?絶叫しそうな?風景)

線路傍のあちらこちらにしゃがみこんで、朝のお勤めをしている人達が・・・
「 ニーハオトイレ 」 ならぬ 「 ナマステトイレ 」 (笑)

人口過密なインドではトイレ不足が深刻な問題と聞いていましたが
まさか爽やかな高原列車の車窓から、インドのトイレ事情を垣間見るとは・・・

列車が走り始めた朝の6時から7時にかけてが、まさに朝のお勤めのピークタイム
世界遺産の規制に厳しい UNESCO も、生理現象にはアンタッチャブル?



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平均時速20キロの超低速走行。
通過待ちの停車も何度かあります。



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乗客は私たちを除いて、インド人行楽客が 100%

デフォルトでもテンションが高いインド人。
遠足気分で浮かれる様子は、日本人から見ると異様なまでのハイテンション。

大人も子供もおおはしゃぎで、こちらもつられて楽しくなってしまいます (笑)



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停車するたびに撮影大会 (笑)



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途中の駅にはインド版ゆるキャラも。
可愛い・・・インドキャラ、なにげにレベル高い?

日本のゆるキャラブームの流れなのか、それとも元からゆるいのか?



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車内では飲み物や駅弁のサービスも。

ベジタリアンとノンベジタリアンの選択があって、ノンベジは、メンチカツのような羊のコフタ。
パンにはさんでいただきました。



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代り映えのしない絶景にそろそろ飽き始めたころ、定刻通り10時過ぎにシムラへ到着。

白状すると行程の半分以上は熟睡モードで、気づいたらシムラに・・・
寝心地の悪かった夜行列車のお蔭さまで、ぐっすりと (笑)

そうといっても5時間の列車の旅は正直長かった、人生に1度でいいかも。
いくら絶景とはいえ箱根の登山鉄道に5時間乗り続けることを想像してみてください。

快適な乗り物の旅には、車窓の風景もさることながら、
適度なスピード感が一番大切なことを、インドの世界遺産で勉強しました。



シムラ駅前からタクシーに乗って、今日の宿 「 Wildflower Hall 」 に向かいます。
( 駅前駐車場で客待ちしているタクシーは高いので、駅の上の一般道で乗るのがお勧めです )



つづく



by nonaetamu | 2017-06-10 21:32 | インド | Comments(2)

インド旅行記3 2014年 デリー



高級ホテルと美食が大好き、旅にでかける一番の目的はホテルと食事。
自称エレガンス派トラベラー・・・ だったはず (笑)

そんな折、気まぐれから8年前に訪れたインド。

予想をはるかに超えたインドの魅力、そんなインドの虜になって
これまで旅すること 4回。

「 こんなはずじゃなかったよね~ 」( © レ・ロマネスク )

「 汚い、臭い、うざい 」 の3重苦を覚悟していたインドの旅。

しかし実際に訪れてみたら、世界指折りの優雅な滞在が愉しめるホテル
フレンチや中華に引けを取らない多彩なインドのグルメ。

13億のインド人、エキゾチズム、混沌、パワー、宗教、原色、匂い、の過剰な洪水
インドは、現実生活とはかけはなれた異次元の国
文字通りシュールレアリスムの世界でした。



インド初訪問では南部を中心に、「 アグラ 」 ( タージマハル )、 「 ケララ 」、 「 ムンバイ 」
2度目の訪問は、 ” ラジャスターンの薔薇 ” と呼ばれる ” ピンク・シティ ” 「 ジャイプール 」 と 「 ムンバイ 」

そして3度目の2014年は、北インドを中心に旅をしました。
今回は、その3度目のインド旅行記です。



今回の旅程は、「 デリー 」 から、夜行列車でヒマラヤ山脈麓の町 「 カルカ 」 へ
世界遺産の山岳鉄道に乗り、英国統治時代の夏の首都、高原リゾート 「 シムラ 」 で4泊
「 シムラ 」 から、ヨガの聖地として有名な 「 リシュケシュ 」 に移動し3泊
「 リシュケシュ 」 から 「 デリー 」 へと戻り2泊

合計10泊11日の旅行です。



北部インドの旅初日
デリー「インディラ・ガンジー空港」午前着。

ホテルへチェックインの前に、まずはデリー市内の有名レストラン 「 カリム・ホテル 」 へ直行。
インド初日の洗礼として、レストランの名物料理 「 羊の脳みそカレー 」 を味わいます。


いつもながら食事の計画だけは、我ながら完璧なスケジューリング。
レストランへ行こうとタクシーに乗り込んだら、
肝心のレストランの住所を忘れて・・・・愉快な、ではなく大慌て

3度目のインドとはいえ、あまりにも気が緩みすぎ (汗)
初回の時のあの緊張感はどこえやら・・・


おぼろげな記憶を頼りに、オールドデリーの 「 ジャーママスジット・モスク 」 の前でタクシーを降り、喧騒のスークへ入っていきます。 未舗装の狭い通りは、人混みと物売り、野良牛、砂ぼこりで充満し、車ではいることはできません。

幸いなことに、路地に入って数メートルで目的のレストランが見つかりました。



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お店の名前は 「 カリムホテル 」 ですが、宿泊設備のあるいわゆるホテルではありません。
100年の歴史を誇る、ムガール料理の老舗レストランです。



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店内は思っていたよりも明るく清潔。
お客さんの多くは、特別な食事を楽しんでいる雰囲気のインド人グループ。

お店に着いたのがお昼前だったので、並ばず席につけました、ラッキー!



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注文は、羊のタンドール、羊のビリヤニ
名物の 「 羊の脳みそカレー 」

誰に遠慮する必要がない、思う存分のひつじ三昧
これぞインド旅行の醍醐味 (笑)



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タンドーリの味は見た目のままだったような・・・
ぼそぼそぱさぱさ系



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カレーの表面の分厚い脂膜、もの凄い量の油! 初めて見る油チヤッチヤ系インドカレー
味は、羊の脳みそが濃厚なお豆腐のようなので、まるでカレー味の麻婆豆腐を食べているみたい。

これが従来のインド料理だとしたら、最近のインド料理はかなりヘルシーになっている ?
あれでも (笑)



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美味しくいただきました、ご馳走様でした。

お勘定は合計2000円ほどでした。
下町感覚では高級店ですね。

油ギッシュで、ダイナミックなお料理
体力のある元気なときや、若者向けのレストランです。



食事を終えたら、ホテルに向かいます。
ここでまた一苦労 (笑)

食事をしたレストラン周辺は典型的なインドの下町。 リクシャーやトゥクトゥクばかりで、自動車やタクシーが見当たりません。 荷物があるのでトゥクトゥクに乗るわけにもいかないし・・・

道路わきに荷物を置いてタクシーを探していたら、インドの人たちに注意されました。
「 ここはインド。あなたたちの国のように安全ではありません。もっと用心しなさい! 」

インドの人が呆れて注意されるとは・・・どんだけ?

皆さん親切で、タクシー探しも手伝ってくれました。
渡る世間に鬼はなし、でもこの緩みきった気持ちはしっかり引き締めないと (汗)



タクシーに乗ってやってきたのは 「 Maidens Hotel 」

今日の Kalka 行きの列車は今夜9時発なので、休憩用にデイユースでお部屋を確保しました。

メイデンホテルは、オールドデリーを代表する歴史あるクラッシックホテル。
ニューデリーのインペリアルホテルと並ぶ、コロニアルスタイルの伝統的なホテルです。

ホテルの開業は1903年。
ムンバイのタージマハルパレスと同年。

現在はオベロイの経営で、オベロイグループの本社はメイデンホテルの敷地内にあります。

オールドデリーの緑豊かな高級住宅街に佇む白亜のホテル。
広く贅沢なお庭にプールもあります。



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チェックインを済ませ、2階の部屋に案内されました。

ホテルは全体的にメインテナンス状態が良くなく、あまり清潔とは言えません。
お庭もプールも少し寂れた印象。

客室の窓は入口側にだけあり、部屋の奥の寝室や浴室には窓がない、ラッフルズスタイルの鰻の寝床。 
ドアの向こうはオープンエアの外回廊ではなく室内の廊下なので、昼でもなおうす暗い。

白いモルタル塗りの館内は年月を経た色合いで、ホテルというよりはサナトリウムのような不愛想な空間。 しっかり手を入れたら素晴らしいホテルに生まれ変わるのに。 無駄に贅沢な敷地や建物がもったいない。

値段は確かにお手ごろなのですが、宿泊するには現状ではちょっと厳しいかも。



夜になるまで、部屋で仮眠をしたり、お庭を散歩して、フライトの疲れをとります。

夕食はホテルのレストランでいただきます。 夜行列車に備えてしっかり栄養補給 (笑)

クラッシクホテルだけに、レストランやバーは天井が高く、さすがに雰囲気があります。



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タリー2人分と、羊のビリヤニを注文。
( 合計約6000円ほど )



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オベロイ系列のホテルだけあって、品の良い丁寧な味付け。
とても美味しくいただきました。


夕食を終え、チェックアウトを済まし、オールドデリーの駅までタクシーで向かいます。
乗車する Kalka Mail 号がオールドデリー駅発なのも、駅に近いメイデンホテルを利用した理由です。

久しぶりのインド列車の旅、そして初めての寝台体験。 鉄子の胸は高鳴ります。

プラットフォームに立つと、耳に聞こえる懐かしい構内アナウンス。

大音量の 「 ジャジャ~ン 」 がエンドレスでローテーション。

インドならではの派手なメロディーにテンションも急上昇。

日本でもこれ採用してくれないかな、新宿駅埼京線乗り場だけでもいいから。
朝の平凡な通勤風景も、ハイテンションな踊るマハラジャモードに変わるはず (笑)


カルカッタ始発の Kalka Mail 号は、2時間遅れでデリーに到着。

自分の乗る車両が分からず、長いホームをいったりきたり、走りまわって大慌て。
しっかりご飯を食べておいてよかった(笑)

真夜中近くに発車した列車は、それでも頑張って少しは挽回し、カルカ駅に5時過ぎに到着しました。
早朝の空気は爽やかで、すでにリゾート気分 (笑)



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以前に乗ったニューデリーからアグラまでの列車が予想以上に快適だったので、
今回、寝台列車にチャレンジしたのですが・・・・ インドをなめたらいかんぜよ (笑)

一等車といえども、あまり快適とは言えない乗り心地でした。

南京虫というお土産までついて・・・(涙)


つづく



by nonaetamu | 2017-05-27 19:31 | インド | Comments(4)

インド旅行記 2013年9月  ムンバイ 「 ホテルを中心に食べ歩いた ムンバイ グルメ 」




「 オベロイ 」 と 「 タージマハル・パレス 」
この2大ホテルを味わい尽くすことが、今回のムンバイ滞在の目的でした。

ホテルでゆったりと過ごせるように、食事もホテル内のレストランを中心に計画しました。


写真を撮っていないのですが、ムンバイで試したレストランの個人的な感想を書いてみます。


「 Neel, Teto on the Turf 」




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Mahalaxmi 競馬場の中にあるインド料理レストラン
夜はクラブにもなるお洒落なお店です。




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ムンバイで有名なイタリアン 「 Indigo 」 のスターシェフがプロデュースするレストラン
フュージョン料理をうたっていますが、西洋の食材も取り入れた正統派インド料理だと思います。

素材をいかした丁寧で優しい味わい。
ムンバイで一番好きになったレストラン、毎回期待を裏切られることがありません、お勧めです!



「 Ziya 」
オベロイホテル内にあるインド料理レストラン
ロンドンのミシュラン星付きレストランのシェフがプロデュースする高級店です。




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料理の印象や記憶がまったくありません(汗)
オベロイの料理が大好きで、とりわけ期待していたはずなのですが・・・・

ボリウッド俳優のような、スターオーラがほとぼしる
顔の濃ゆいインドの方たちで賑わってのが印象に残っています(笑)



「 Vetro 」
オベロイホテル内のイタリアンレストラン
ローマのハスラーの提携店とのことですが、ムンバイではできればインド料理を楽しむほうが賢明だと思います。



「 Golden Dragon 」
タージマハル・パレス内の中華料理レストラン
インドでは四川料理の人気が高いので、四川料理を中心に、北京ダックもオーダー
しかし・・・やはり’ムンバイではインド料理を楽しむほうが賢明だと思います。



「 Indigo 」
タージマハル・パレスの裏にある、ムンバイで一世を風靡したイタリア料理店。
既にピークを過ぎていたようで、店内には私たち一組のみでした。
しつこいようですが・・・ムンバイではインド料理を楽しむほうが賢明だと思います。



「 Dum Pukht 」
ITC Maratha ホテル内にある王宮インド料理のレストラン
オベロイホテルの料理とは両極にあるリッチで濃厚な味わい。 
素晴らしい料理だと思いますが、値段が高すぎてリピートすることを躊躇してしまいます。



「 Tea Centre 」
チャーチゲート駅の近くにあるカフェ、オベロイからも徒歩圏内です。
レトロシックな店内も一見の価値がありますが、紅茶の質も高く、お土産にも最適です。
ムンバイでお勧めのカフェです!



4泊もしたのに、結局観光をせずに食べて寝るだけの毎日でした(汗)
世界遺産のヴィクトリア駅にいきもせずに・・・・

食事や買い物の途中で撮ったムンバイの街の風景を





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タージマハル・パレスの一角にできた、インド初のスタバ!
当時は賑わっていましたが、現在はすっかり落ち着いたようです。




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ヨーロッパ風の石造りの重厚な建物が、インドの混沌とした雑踏と、融合しているのがムンバイの魅力です。



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日本にあれば文化財に指定されてもおかしくないような建築がいっぱい



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ローマの街角のような円形の広場



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旧市街では、古い建物が、ブティックやカフェ、レストランに改装されて
お洒落な街に生まれ変わっています。



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ターバンの兵隊さんが面白くて・・・写真を撮ったら
このあと速攻で怒られました(汗)



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簡単ですが、2013年のインド旅行記はこれで終了です。



2015年3度目のインド旅行記を書く前に、次回は先週に行ってきたばかりのタイ&ラオスの旅行記をアップいたします。



by nonaetamu | 2016-04-09 12:24 | インド | Comments(0)

インド旅行記 2013年9月  ムンバイ 「 The Oberoi 」 vs. 「 Taj Mahal Palace 」



今回の旅程では4泊をムンバイで過ごします。 
(到着日を合わせると合計5泊!)

大好きになった町ムンバイ、前回はたったの2泊だけだったので大量の未練が残っていたのと
テロで燃えつくされた後、改装を終えて再生したムンバイきっての名物ホテル、
オベロイと、タージマハール本館、に泊まるのが目的です。

今回こそはムンバイの街を満喫するぞ~!



車寄せからリフトで1フロアー上ると、オベロイの有名なアトリウムのロビーに着きます。




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広大な純白のロビーには、アラビア海に面した大きな窓から明るい日差しが入り、
赤いグランドピアノと、黒やゴールドの設えで、ロビーにアクセントをつけています。

えてしてカジュアルな雰囲気になりがちな吹き抜けのロビーを、
気品のある優雅な空間に仕上げているのは、さすがオベロイ。




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モダンなテイストの客室ですが、質感が高く自己主張の強いデザインではないので、
目に優しく宿泊中に疲れることがありません。




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バスルームは、洗面、シャワーブース、お手洗いにも、十分すぎるほどのスペースを割いてあって、最高の使い心地です。


ところでオベロイの最大の魅力は、大きな部屋の窓から眺める、マリンドライブとアラビア海の眺望につきます。
ジョギングをする地元民で賑わう朝、素晴らしい夕日、女王の首飾りと呼ばれる夜景、
一日中部屋に居て見物していても飽きることがありません。




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マリンドライブ沿いの建物は、5階か6階ぐらい、全て同じ高さに統一されています。
向こう岸には、ムンバイの繁栄を象徴する高層ビル群、湾の先には昔のボンベイの風情を残すマラバの丘が望めます。

湾のほとりのプロムナードは、アラビア海の潮風や、夕日を楽しむ、ムンバイの人たちで常に賑わっています。




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オベロイでの快適な2泊を堪能した後は、タージマハール・ホテルへ移動です。

オベロイは、通年お得なスイートパッケージを提供しています。
空港への送迎、朝食、クラブラウンジの利用が含まれて24,000インドルピー(2016年4月)
こんな素晴らしいスイートの宿泊が、日本円で4万円弱! 心からお勧めです。 




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写真は、計器の多さに驚いて、空港へ向かう時に写したものですが、タージのホテルリムジンのジャガー。
(ジャガーもタージと同じく、タタ・グループの会社ですからね)
マッサージ機能や腰のヒーターは、老いた身にはありがたい(笑)



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改築を終えた本館はまるで新築のように真新しく、開業当時を偲ばせるような素晴らしい伝統建築です。


大ドームの下の階段ホールも



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客室翼の吹き抜けの回廊も、見事に以前の姿を再現されています。



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チェックイン時、担当の方が、宿泊する部屋を選ぶために、いくつか部屋を案内してくれました。


ホテルで2番目に高価なスイートルーム!
(一番高価な部屋には、タタの総帥が泊まっていました)




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この部屋は、かつて ズートルビじゃなくて ビートルズが泊まったそうです。
パティーができそうな広いバスルーム!

他にもブランコのある部屋とかも見せていただいたのですが。
一番好きになったのがこちらの部屋です!



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チュダースタイルのメゾネットのお部屋で
2階に素晴らしいベッドルームとバスルームがあります。




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天井も可愛い~



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色々と案内していただいたホテルの方には申し訳なかったのですが、
予算の都合上、選んだのはこちらの部屋です。
( いまに見ていろ、年末ジャンボにあたったら・・・ )




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明るくゴージャスなバスルーム!



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ただ 屋根裏部屋 最上階なので、窓が小さいのが欠点



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クラブルームとスイートの多くはホテル最上階にあるので、閉所恐怖症の方は要注意です(笑)



窓を開けると~ 港が見える~


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タージマハール前のプロムナードは、煌びやかな花馬車が走り、観光客でにぎわっています。
夜になると、観光客を相手にする商売の方たちも、ちらほら・・・・



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ターンダウン時には、どうみてもフルムーンの方が似合っている
似非新婚さんの私達にまで こっぱずかしい 素敵なプレゼントが(汗)



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オベロイの魅力が眺望なら、タージマハールの最大の魅力はプールにあります!
チェックインを終えたら、さっそくプールに向かいましょう。

プールへのアプローチもゴージャス!



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タージのプールサイドには、大英帝国の名残のような、怠惰で優雅な時間が流れています。




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三越、シンガポールのマーライオンに並ぶ、ムンバイ名所、タージライオン(嘘)




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そろそろ夕日が射してきました、部屋に戻って夕食の準備をしましょう。

今度はプールビューの部屋に泊まってみたい・・・




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「 The Oberoi 」 と 「 Taj Mahal Palace 」、どちらも優越をつけがたい素晴らしいホテルです。
ですが、同様の一流ホテルといっても、見た目、性格共に、まったく異なる個性を持ったホテルです。

個人的な感想ですが、宿泊経験から感じたことを参考までに書いてみます。


「 サービス 」

タージマハールのサービスは、昔ながらの執事・メイド風、コロニアルスタイルのものです。 
犬系のかまってくれるサービス、常にそばで待機しているような。
常に人にかしずかれることに慣れている、ご主人様・マダム向けのホテル。
逆に、それが煩わしいと感じる人もいるかと思います。

オベロイは、会社の秘書やアシスタントのようなビジネスライクなサービス。
常に一定の距離を置きながらも、こちらの要求には迅速に応えてくれる、猫系のツンデレサービス。
あまりにもスピーディーな対応に、味気ないとか慇懃無礼と感じる人もいるかと思います。


「 部屋 」

オベロイの方が、使い心地、居心地共に、個人的には好きになりました。
ただスイートルームを選ぶ場合、オベロイは広さや眺めは良くなるものの、基本的な部屋のつくりは通常の客室と一緒です。
タージには個性的なスイートルームが豊富に揃っているので、ここぞと贅沢をするならタージのスイートルームがお勧めです。


「 レストラン 」

どちらのホテルとも水準以上の料理を楽しめますが、ここはという絶品の料理を提供するレストランはありません。
しいていえば、印・和・中・仏・レバノンと、レストランのバラエティー豊かなタージの方が、館内の食事を楽しめると思います。


「 施設 」

プールはタージの方が断然に快適です。 
オベロイのプールはビルの谷間にあり、プールサイドでのんびりとくつろげる環境ではありません。

ジムはオベロイの方が格段に充実していて、タージは地下の小さいスペースに最低限の器具を並べただけです。

スパは両方ともに、ジム併設のマッサージ屋さんみたいなものですが、オベロイの24時間対応は素晴らしいと思います。

クラブ・ラウンジは両方ともに、特に力を入れておらず、とりあえずありますよ・・・な感じです。
ラウンジではお茶か飲み物を少し楽しむ程度で、ゆっくり時間を過ごすことはできないと思います。


「 立地 」

マリンドライブに面したオベロイの眺望は、特筆に値すると思います。
タージから眺める海は、海草の匂いをともなった潮の香りのせいか、異国情緒は感じられずどこともなく郷愁をさそう風景です。
小型の漁船や観光船がひしめく様子は、インド門がなければ、三浦半島の漁港を彷彿させます。

ビジネス街の中心にあり周辺に見るものがないオベロイに比べて、趣きのある旧市街の中心にあるタージは、カフェや観光地、レストランやお土産を探すのに便利なブティックが、徒歩圏内に多数あります。 タージのホテル内にも、質の高い商品を揃える店舗がたくさんあります。 ただし、その分観光客がホテル内にも溢れ、ホテルのパブリックスペースはあまり落ち着かないかもしれません。 


以前にも書いたように、ムンバイのオベロイとタージは、香港のマンダリンとペニンシュラの対照に、とても似ていると思います。
香港でペニンシュラ派の方はタージを、マンダリン派の方にはオベロイを!
それできっと間違いないと思います。



つづく

by nonaetamu | 2016-04-09 03:11 | インド | Comments(0)