インド旅行記3 2014年 「 The Oberoi Cecil 」



山岳鉄道に乗ってインド北部を巡る旅。

「 Wildflower Hall 」 でプチットスイス気分を満喫した後
シムラ市内へ戻って「 The Oberoi Cecil 」 へチェックイン。

セシルは 年頃 1884年創業のシムラを代表するクラッシックホテル。

ワイルドフラワーホールと同じく、インドの高級ホテルチェーン
オベロイグループが経営するホテルです。


セシルはオベロイにとって特別な意味を持つホテル。

一代でインドのホテル王となったオベロイホテルの創業者が
ホテルマンとして丁稚奉公を始めたのが、ここセシルホテル。

日本に例えれば、加代が嫁いだ伊豆熱川の山水館 ( @ 細うで繁盛記 )
先代にとって忘れられない大切なメモリアルホテルです。

オベロイ氏が初めて手にした自分のホテルは
やはりシムラにある 「 Clarkes Hotel 」
セシルで働き始めて11年後のことでした。



セシルホテルは、シムラの繁華街から少しはずれて
旧総督邸へ向かう途中、閑静な一角にあります。



e0349423_00043096.jpg



エントランスを入ると、右手に小さなレセプション
その先にホワイエとエレベーターホール



e0349423_00065393.jpg



ホワイエの右手がロッジスタイルの旧館
左手にアトリウムロビーを囲む新館があります。



e0349423_00085290.jpg



ホテルのウェッブサイトやブローシャ―を見て思い描いていたよりも
実際に目にするホテルは、とても古い、驚くくらい (笑)

新館と言えども床が軋みます。
館内にはそこはかとない黴臭が

クラッシク、古色蒼然とも言えるけど・・・
正直に言うと おんぼろ くたびれてる ?




e0349423_00144269.jpg



日本で例えるなら ( しつこい )
神戸の老舗 六甲山ホテル

東京の人にも分かりやすく例えるならば
建て替え前の 箱根ホテル ?
( さらに分かりずらい 笑 )

セシルはやっぱりインドの六甲山ホテルだった !
とこのあと確信するのですが・・・



e0349423_00172080.jpg



案内されたお部屋は最上階の角部屋。

リビングというより応接間と言うほうがしっくりくる
レトロフィーチャーのどこか懐かしい雰囲気

田舎のお爺ちゃんの家を尋ねたような
不思議と心落ち着く空間です。



e0349423_00265076.jpg



古風な造りのベッドルーム
十分な広さがあります。



e0349423_00383202.jpg




ベッドルームの奥に、浴室とウォークインクローゼット

やはり古風な造りですが、バスルームもクローゼットも広々しています。
ひと月以上の長期滞在を想定しているお部屋の設えです。



e0349423_00480823.jpg



ロビーのラウンジには窓がなく、ホテルに景色を眺めるテラスもないので
滞在中は散歩に出かける以外、自然と部屋で過ごす時間が多くなります。



e0349423_00491816.jpg



寝室のテラスからは、シムラの町並みが一望できます。
天気が良ければ、ヒマラヤの山並みも見えるはず。



e0349423_00545457.jpg




お部屋の正面がヒマラヤ方向です。
(地図によると)



e0349423_01131042.jpg



左手はシムラの町並み



e0349423_01144318.jpg



右手は旧総督邸の森



e0349423_01225773.jpg



ホテルの下には、山岳鉄道のシムラ駅が見えます。

空気が爽やかで、冷房の必要もないのですが、
窓やテラスのドアを開けっ放しにできないのが難点

ホテルの周りには ずる賢い お利口なお猿さんがいっぱいで
油断をするとお部屋の中まで入ってくるんです (笑)




e0349423_01275584.jpg



黄昏の景色
山影に町の灯りが見えるとほっとします。

リゾート地は好きだけど、大自然は苦手なんだと実感
漆黒の暗闇は怖い (笑)




e0349423_01295274.jpg




プールは旧館の1階にあります。
旧館は木造山荘風、クラシカルな建物。

プールも簡素な山小屋風。
のんびりと長居する雰囲気ではありません。



e0349423_01340206.jpg




ホテルのみかけによらず (失礼)
広々として立派なダイニングルーム



e0349423_01372815.jpg



古き良き時代の面影を残して
優雅な時間が流れています。



e0349423_01364027.jpg



洋食、インド料理、アジア料理、地元ヒマラヤ地方の料理
メニューが豊富で、連日でも飽きることがありません。

朝食からインド料理のメニューがいっぱいで
朝ご飯がとても楽しみでした。



e0349423_01382533.jpg



シェフがテーブルまできてくれて
滞在中の食事のコンサルテーション

メニューはあくまで参考程度
何を食べてみたいのか、何がお勧めなのか
我が儘な注文にも応えてくれます。



e0349423_01393549.jpg




初日は、虹鱒のソテーをバタークリームのソースをメインに
前菜はインド料理のタンドールと、ヒマラヤ地方のパクチースープ



e0349423_01441201.jpg



二日目は、粉をつけて焼いた虹鱒をお醤油風味のソースで
「 虹鱒の富士屋風 」 をイメージしてリクエスト

シェフ初めてのチャレンジでしたが
期待を上回る、本物に近い出来栄え(笑)

お料理はワイルドフラワーホールよりも口に合いました。



e0349423_01423010.jpg



セシルホテル、鄙びたシムラの町に
しっくりと溶け込んだ 素敵なホテルでした。

シムラで滞在するならば、一番のお勧めです。
コロニアルな風情を楽しみに、お食事だけでも。


ただホテルは豪華でもありませんし、とにかく古いです (笑)
黴とほこりの臭い、軋む床、立て付けの悪さ・・・

清潔感は・・・ほとんどなし
志賀高原ホテルや改装前の赤倉観光レベル

その全てを、シムラの町やホテルの歴史の一部として楽しめるなら。


雰囲気重視ならば、木造山小屋風の旧館を
眺望重視ならば、新館上階の崖側のお部屋を

新館と旧館のコントラスト
斜面に建つホテルの立地
眼下に煌めく街の灯り
華美ではない素朴で優しい山のリゾート

セシルはまさに懐かしい
インドの六甲山ホテルでした (笑)


つづく


by nonaetamu | 2017-07-08 14:24 | インド | Comments(0)