タイ 2016年 プーケット 「 Keemala 」



2015年12月、プーケットにオープンした 「 Keemala 」
多くの雑誌に紹介され、そのユニークなデザインが有名雑誌の表紙も飾っています。

様々な記事に目を通すと、共通して、今までプーケットになかった森の中のラグジュアリーリゾート。
「 奇跡のホテル、息を飲む絶景ホテル 」 と紹介されています。

眺めのいい部屋、 「 Room with a View 」
この言葉に弱い真正の眺めフェチ、いてもたってもいられずバンコク滞在時にプーケットまで足をのばしてみました。

果たしてその結末は・・・
2016年度 「 もっとも残念なホテルだったで賞 」 を見事受賞 (笑)

世間で話題の絶景ホテルの真相をレポートいたします ( あくまでも個人的な感想です )



「 Keemala 」は、アマンプリや、トリサラと同じ、プーケット島の西岸に位置します。

空港から車で40分ほど。 プーケットのメインロードを南に下り、タイ製浅香光代像(?)の立つロータリーを右折。 アマンプリのあるスリンビーチを右手に眺めながらカマラビーチを走り、ビーチの南端を右折。 パトンビーチに通じる峠の道に入ります。 いよいよ緑険しい熱帯雨林へ登っていくかと思った途端、坂道の手前で小道に折れ、町はずれにあるリゾートにあっという間の到着。 周囲の鄙びた風景は、開発途中で放り出された温泉リゾートのよう。 

南国リゾートでの優雅なバカンスを夢見てきたはずが・・・ 
あまりにシャビーなアプローチに、ストップ高近くまで上昇していたテンションも一気に急降下(笑)


期待を裏切るロケーションの意外性、生活感あふれる周辺の環境。 
どこかで体験したデジャブ感・・・あっ 南伊豆の清流荘! (笑)

誤解を招くようですが、清流荘は大好きな温泉宿です。肩の凝らないアンプリテンシャスなゴージャス感。 のびのびとリラックスできる素敵なリゾート旅館です。ただ、緑深い環境にあるのかと勝手に思って行ってみたら、実際は裏手にある中学校の校内放送が客室で聞けるような街中の宿。 その校内放送にも 「 ちびまる子 」ちゃん的な癒し効果があり、かえって好印象なのですが ( 笑 )



リゾートの麓のゲートで車を降り、カートに乗り換えてレセプション棟まで坂道を登っていきます。



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レセプション棟の入口
山の斜面に建つリゾートの中腹にあります。



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レセプションデスク



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椅子に座って待つように、ドライバーさんが案内してくれます。
レセプションのスタッフは、おしゃべりと作業に熱心で、私たちにまるっきり無関心。



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待てど暮らせども放置プレー。 こちらから申し出て、やっとチェックインに取り掛かります。
滞在の始まりからして、なんだか不吉な予感 (笑)


レセプション棟を抜けた奥には、オープンエアーの展望ラウンジがあります。



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外から見たラウンジ。
ラウンジの下には、ブティック、図書室、ワインセラーがあります。



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目の前に広がる 「 息をのむ絶景・・・ 」



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「 Keemala 」の周辺は、お洒落なビラが立ち並ぶ高級リゾート地ではなく、
普通の民家やスーパーが集まった、生活臭満載の超日常的光景が広がっています。

これを絶景と呼ぶには、ちょっと無理があるのでは ?
まあ、それ以外に褒めるべき点がないのも、このリゾートの特徴なんですが・・・・

期待が大きく裏切られ、別の意味で驚愕。
思わず息をのみこんでしまいました (笑)



こちらは、リゾートの最高地点から撮った写真。
なるべく民家が入らないように努力したのですが、それでもちょっと厳しい。



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ラウンジから右手、海と反対方向には、リゾート全体が見渡せます。
敷地は案外狭く、谷合にぎゅっと詰まった感じ。

左手に見える谷底にプールと池があり、池の周囲に大地の民の集落が配置されています。
大地の民のビラは、土でできた洞窟っぽい内装。

レセプションの並び、お椀を伏せたような屋根の建物は、スパの施術室。
その山側にあるのが、放浪の民のテントビラ。 

奥にあるキスチョコのような形の建物が、空の民のツリーハウスです。



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チェックインが終わり、カートでお部屋まで案内していただきます。

レセプション棟の山側にある、鳥の巣ビラの集落を抜けて。



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個人的には、この鳥の巣ビラが一番気に入りました。
天井が高く広々とした室内、ロマンチックな内装、陽の差す明るいバスルーム。

ただ外の通路からビラの内部やプールが見えてしまうので、プライベート重視の方には厳しいかも。
そして、リゾート内で公道に一番近い位置に建つので、眺めがフル民家ビューになってしまうことが欠点、公道を走る車の騒音も心配です。



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鳥の巣ビラのお隣は、テントビラの集落。



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こちらはただの布切、すこし丈夫な (笑)
雨が降ったらうるさくないのかしらん?



テントビラのお隣が、私たちの宿泊したツリーハウスの集落。



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可愛いらしい外観で、見た目のインパクトはこちらが一番。
ビラの内部は2階建てになっています。

もしプライバシーが大切な方は、ツリーハウスの集落の一番奥のビラがお勧めです。
ただしレストランやスパへの移動は難儀かも。


こちらが、私たちの泊まったビラ。



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お部屋の内部は、次回に。



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つづく



by nonaetamu | 2017-03-13 04:41 | タイ | Comments(5)

Commented by クロ at 2017-03-08 14:44 x
こんにちは。
ここ、かなり強気なレートですよね!
客室編がこれからですが、とても参考になりました(笑)
どのカテゴリーでも、客室は広いようなで快適なのではと想像しますが、となりとヴィラが近すぎ?
ヴィラからのビューも(笑)

いつもながら、表現が的確過ぎて、改めて笑ってしまいました。

歳のせいか、感動する力も衰えてしまい(笑)雑誌やメディアのこれでもかと推奨する美辞麗句ばかりの文章には飽き飽きしてますが、nonaetamuさんのホテル評価はプロのインスペクターも敵わないのではないかと思いますよ!

GWにタイへ行く予定ですが、チェンマイとプーケットあたりでホテル巡りしてみようと思ってたのでとてもタイムリーな記事でした。
ありがとうございます😊
では。

Commented by nonaetamu at 2017-03-13 04:56

くろさん

タイへいらっしゃるんですね!
新装したオリエンタルのオーサズレジデンスですね(笑)

もしお時間が許せば、是非ザ・サイアムにお泊りになっていただいて、クロさん目線のご感想を伺ってみたいです。

皆さん絶賛記事ばかりで、ネガティブなことを書いているのはわたしひとり。 根が小心者なもので、少し不安になっています。 それなら初めから悪口を書くなってことなのですが(笑)

年を重ねて経験値が増えるにつれ、ちょっとやそっとのことでは驚かなくなりましたよね。 逆に他と比較して、小姑的な細かさがでてきちゃって。 箸が転んでも可笑しかった、悩みなきあの頃の私に戻りたいです(笑)

Commented by くろ at 2017-03-16 16:30 x
サイアムですね!nonaetamuさんの記事と評価を拝見してから一気に行きたい熱が冷めてしまいました(笑)本当に画像と評価が的確すぎて!
土地の狭さと形状はどうしようもないということでしょうか・・・
客室の少なさとブティック(デザイナーズ)ホテルのようなので、バンコクにある他のホテルと単純に比較はできないと思いますが、nonaetamuさんがおっしゃるようにリゾートホテルと理解するなら他の場所へ行った方が良さそうですね(笑)
そういえば20年前に利用したこのオーナー家の別ホテルはいまちどころかイマサン位でした(笑)
オーナーの趣味で集めた骨董品がミスマッチでトゥーマッチのような?
クリサダワールド(笑)同じようにカッパドキアのミュージアムホテルもその名の通りオーナーが集めた貴重なアンティークコレクションが多くありましたが、そのほとんどは専用の部屋にあり、気になるほどのこともありませんでした。
いろいろ悩みましたがチェンマイ&プーケットは以前も利用したダラデヴィとトリサラにしようと思います(FSにも行くかも?)。その前に、恒例のバリ詣で。
昨年Travel+Leisure Awards 1位のホテルをメインに前後はジャンキーさんの多いホテルへ再訪したり、ウブドの超格安アコモなどでまったりしてきます。
Commented by nonaetamu at 2017-03-20 02:15

くろさん

かつてサイアム・オーナーの趣味のホテルがあったのですね! 是非泊ってみたかった(笑) 

ダラデヴィ、スケール感が素晴らしいですよね。まるでタイ製ディズニーランドのような。 マンダリンから抜けて、どのように変わったのか、くろさんのご感想を楽しみにしています。 チェンマイと言えば、チェンマイで評判のホテル 137 Pillars がバンコクにオープンしたようです。 日本人コミュニティーの中心スクンビットの39、交通渋滞が心配です。

トリサラから、超格安アコモまで! カッパドキアから、リッツまで! 旅とホテルの守備範囲の広さに敬服しています。 バリでは、老舗オベロイもいいですよ。 私の好きな枯れゴージャス(笑) また次回のプーケットでは、The Cove Phuket に泊ってみたいと思っています。 静かなビーチにあって気持ちよさそうだったので。 ここもバンガロータイプ、脱力系格安ホテルです。 

チベットへの日程もまだ確定しないのに、フェロー諸島にも俄然興味が・・・(笑)

くろさんのヨーロッパ旅行記の完結、楽しみにしています。
Commented by 旅するCalla at 2017-12-20 10:23 x
はじめまして。来週Keemalaに行く予定にしており、ブログをとても楽しく読ませていただきました♪ 私もどちらかというと辛口なので、ご指摘されてらっしゃる点、改善されているかどうか含めてじっくり見てきたいと思います。