エジプト旅行記 2016年 ヨルダン アンマン 「 Le Royal Hotel Amman 」 



夏休みのエジプト旅行、2日目の朝です。

死海のアドレナリン効果のお蔭か、昨夜はぐっすりと熟睡できました。
朝も早起きをして、朝食の前に 「 死海浮遊 & 全身泥パック」 のコースを順調にこなしました。

もう時刻は10時過ぎ、昨夜の夕食があまり食べられなかったせいか、空腹状態は極限マックスです (笑)

待ちに待った朝食は、昨夜と同じメインプールの上階のビュッフェレストランでいただきます。

午前中は涼しく過ごしやすかったので、死海が一望できる屋外テラスのテーブルに席を取りました。



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朝食ビュッフェのテーブルには、見たこともない様々なチーズが豊富に揃っています。



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なんとラマダン中のヨルダンでありながら、シャンパンまで!

ケンピンスキーホテルの中は、まるでここだけ治外法権のようで、地元の方たちがつかの間の息抜きにいらしているようでした。
皆さん日中でもお食事を召し上がるわ、お酒を楽しみながらユーロカップを応援なさるわで・・・結構なやりたい放題 (笑)



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ヨルダン風のオムレツに、子牛のソーセージにビーフのベーコン。
さすがに治外法権といえども豚肉はご法度のようです (笑)

お皿の上にある白い5切れのチーズは、全て違う種類のチーズです!

大喜びで一口噛んでみたら、どのチーズもあまりに塩辛くて・・・ 死海の水でウォッシュしたのかと思ったくらい(涙)
絶対にこの一切れで1日の推奨摂取食塩量を軽く超えているはず(笑)  
やっぱりヨルダンの食事は自分には合わないのかしらん・・・


超塩対応の朝食の後は、お部屋でのんびりして12時過ぎにホテルをチェックアウト。
コンシェルジェにお願いしたタクシーでアンマンに向かいました。


今回宿泊した 「 Kempinski Hotel Ishtar Dead Sea 」・・・ 部屋も古いし食事も残念だったのですが、なぜだか不思議と悪い印象がありません。 反対に次回の訪問時にまた泊まってもいいかなと思っているくらい。  ヨルダン人の皆さんの明るい性格と開放的なリゾートのレイアウト、素晴らしい死海の眺め、そして何より病みつきになるほど愉快だった死海での浮遊体験が、今回の滞在の印象を良くしてくれたのだと思います。



ホテルから乗ったタクシーは、往路とは逆に途切れのない急な勾配の上り坂を駆け上がっていきます。 右折すれば空港へ通じる三叉路をそのまま直進して、さらに20分ほど走ると、死海からは約1時間弱でアンマン市内に到着です。 タクシー代は40ディナールでした。

今夜のアンマンでの宿は 「 Le Royal Hotel Amman 」、大手高級ホテルチェーンばかりのアンマンにおいて唯一の例外といえるホテルです。 ル・ロワイヤルホテルズは、ルクセンブルグを皮切りに、モロッコ、チュニジア、ベイルートとホテルを展開する謎の小規模ホテルチェーン。 ホテルグループのロゴマークがリーガロイヤルに酷似していることも、ホテルおたくの興味をそそります。 こちらのホテルは、かつてアンマン一の格式を誇るホテルだったということなのですが、トリップアドバイザーの写真を見る限りではメインテナンス状況に少し不安が残ります。 ル・ロワイヤルホテルズはイラク資本とのことなので、きっと戦争以降困難な状況にあるのかもしれません。


ホテルへの入口は厳重なセキュリティーで固められています。  メインエントランス以外の全ての経路を封鎖していますし、正面玄関の写真撮影さえも禁止されています。

正面玄関からホテルに入ると、ロビー右手にヨーロッパ風の小振りなレセプションがあります。



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レセプションの先には吹き抜けの広いロビー


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これはなんと・・・昭和のバブル期の日本のホテルの雰囲気を、そのままに再現した驚くべきホテル空間です!

無尽蔵なお金を無意味に注ぎ込んだ悪趣味なやりすぎ感が・・・  新橋の第一ホテルとか、東陽町のイースト21とか仙台の江陽グランドホテルに通じる時代感を (超失礼)

特に地下の宴会場の内装は、演歌歌手が着るベルサーチのスーツの裏地かと思うほどにど派手で、ボディコンに身を包んで扇を振り回す前髪を立たせたお立ち台嬢達が、目をつぶれば目の前で踊っているのではないかと錯覚を起こすような、他では見られない異次元空間です。

これだけのバブル遺産が手つかずのまま残っているとは、いまや本家の日本でもお目にかかれない、まさに驚愕の奇跡の空間。

Nonaetamu 認定 「 昭和バブル期ホテル遺産群 」 に登録決定です!



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アトリウムロビーに、シースルーエレベーター、星空模様の天井・・・ これこそまさに王道です! (何の? 笑)
子供のころにお世話になった神戸のポートピアホテルを彷彿させます。


クラシカルなエレベーターに乗って部屋まで案内されます。 そのエレベーター内はオークラ別館のエレベーターとまったく同じ懐かしい匂いがします。 ホテルの客室は吹き抜けの空間の周りにぐるりと配置されています。



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案内されたお部屋も、昭和の香りで満載です!


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リビングとベッドスペースが左右に分けられた細長い部屋で、ベッドが窓に向かって配置されている、大好きな部屋の構造です。



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オークラ別館のペントハウスと同じですね。


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調度品のチョイスも、日本のちょっとセンスが微妙なホテルにありそうな感じで・・・ 外国にいることすら忘れてしまいそうです (笑)


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こちらの部屋に滞在中は、昭和のホテルのあるある体験ができて大興奮でした!

寝る前に電気を消すのにスイッチを探して部屋を歩いて回ったり、夜が明けるとカーテンの隙間から朝日が漏れ入ってきて薄明りに目が覚めたり・・・  あ~そうそう昔のホテルはこうだったって・・・ 嬉し懐かし (笑)



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シャワーブースの得意げな自己主張も・・・ シャワーブースが高級ホテルに導入され始めたころの面影。
リージェントがホテルの流行の先端を走っていた時代 (笑)



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アメニティーはやはりここでも死海のプロダクトです。


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死海のホテルでも書いたように、今回のホテル選びの第一条件は何をさておき眺望です。 


    「 眺めのいい部屋~!



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アサインされた部屋は、リクエストが叶いアンマン市内が一望できる素晴らしく眺めのいいお部屋でした!
部屋の階数も高すぎることがなく、臨場感のある眺めを楽しむには最適な高さです。
(お部屋代は日本円で32000円ほどでした)



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横に向かって長く広がっているアンマンの街。 その中心第3サークルに位置するホテルはアンマンのランドマークでもあります。
起伏の多いすり鉢状のアンマンの町の底部に建つ 「 ル・ロワイヤル 」 からは、まるでステージ上から劇場全体を見渡すように、アンマンのランドスケープが大迫力で目前にせまってきます。



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右手には旧市街



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左手には開発が進む新市街の全景が見渡せます。



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部屋に入って一息ついたら、午後はプールサイドでリラックスしました。

さすがにイスラム圏だけあって、屋外プールは高い塀に囲まれた目につかない場所にひっそりとあります。



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ビーチスタイルのプールはリゾート感でいっぱいです。



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かつてはアンマン一の格式を誇るホテルであっただけに、ホテル内の各種設備はとても充実しています。

広いジムが男女別にあり、さらにインドアプールも2つずつ。 サウナやジャグジー等の温浴施設も広く、いかにもな地元の名士やマダムのメンバー達で賑わっていました。 ロゴまでうりふたつなだけあって、施設の充実度はまさにアンマンのリーガロイヤルという感じです (笑)


ホテルのサービスは、愛嬌があって悪気は感じられないのですが、洗練されておらず受け身で気の利かない薄塩対応でした。

例えば、レストランの予約変更をお願いしたら、手元のデータにある電話番号に電話をして
「この電話番号はもう使われていません。 繋がりません。」 で終しまいです。

こちらから 「HPかフェイスブックで調べてください。」 「レストランへの行き方を教えてください。」 「地図で場所を教えてください。」・・・ とリクエストすれば嫌な顔をせずに応えてくれるのですが・・・

一事が万事この調子でした。 ヨルダンが全般的にこういう傾向があるのかもしれませんが。


現在の最新設備のホテルに慣れている方たちにはかなり厳しい選択かと思いますが ( 快適なホテル滞在でしたら Four Seasons か Fairmont がお勧めです )、バブルの時代にぶいぶい言わせていらっしゃった方限定で、プティット・ノスタルジーに浸る目的で滞在なさるのでしたら、心からお勧めのアンマンにおける歴史的ホテル遺産です (笑)




つづく


by nonaetamu | 2016-10-23 12:15 | ヨルダン | Comments(4)

Commented by awkward cuss at 2016-10-18 15:33 x
アンマンのリーガロイヤルですか!
大阪のリーガロイヤルは東京の帝国みたいな位置づけなんでしたっけ?NYのリーガロイヤルは利用したことあります。

ステージにみたてた絶景のベランダ!
一曲歌ってみたくなる衝動に駆られます(笑)
Commented by nonaetamu at 2016-10-19 10:57

大阪のリーガロイヤルは、東京の帝国とニューオータニを合わせたようなイメージでしょうか。 関西の人間にとってはやはり特別なホテルです。

NYのリーガ・・・ まさにバブルの絶頂期、ロイヤルが東京にも進出したころですね。 評判が良かったと覚えていますが、今はどうなったのでしょうね。

アンマン、歌いたくなる曲があまり思いつきませんでした。 「 長崎の夜は紫 」 ? メナハウスでは寝落ちしてしまいアイーダを歌うのを忘れてしまいました(笑)

どのあたりを旅なさっていらっしゃるのでしょうか?
Commented by 弟子 at 2016-10-19 14:44 x
師匠
いつも間抜けなコメントに返信ありがとうございます😊
NYのリーガは、全室スイートのロンドンNYCです。一応、FHRですね。NYのあの立地でスイートとしては、お得だと思います。

確か、北島三郎があの辺りのローマ時代の円形劇場
で、与作を熱唱したことがあります。全く雰囲気ぶち壊しですが(笑)

今、ポルトガルで、魚介料理食べてます!
Commented by nonaetamu at 2016-10-19 18:03

師匠はやっぱり荷が重いので 「 ぱいせんっ 」 ぐらいで (笑)
プライスレスな旅のデスティネーションですね!