タイ & ラオス旅行記 2016年3月  ジャムパーサック  「 ワット・プー 」 sanpo



ラオスのメコン川沿いの町、ジャムパーサック2日目の朝
ホテルの部屋から、素晴らしい日の出が見えました!



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今朝早起きをしたのは、午前中にジャムパーサックの町はずれにある世界遺産 「 ワット・プー 」 へ観光に行くため。

ワット・プーは、11世紀に建てられたクメール王国の寺院。
クメール遺跡と言えばカンボジアのアンコール・ワットが有名ですが、
それよりも100年ほど前に建てられた、アンコールワットの原型と言われている古い遺跡です。


まずは腹ごしらえ、朝ごはんをしっかりいただきましょう!


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ミューズリーに、フルーツ、ヨーグルト、蜂蜜を、たっぷりかけていただきました!
でもパンだけは相変わらず残念~


ホテルからワット・プーまでの距離は11キロ。
自転車でのんびり走っても1時間ほどで到着できるはず。

9時前にホテルを出発して、ワット・プーに到着するのが10時、寺院を1時間ほど観光、
帰りにジャムパサックの町でお昼を軽く食べて、ホテルに帰ってくるのは1時前・・・それならスパの予約を1時に入れて・・・

なんてのんきな観光計画が、想像を絶する死の行軍になるとは、この時点ではまだ知るよしもなく・・・



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ホテル所属のママチャリ、リバーリゾート1号&2号で、レッツゴー!

緑深い田園風景の中を走り抜けるのは、牧歌的でとても爽快。
口ずさむ歌は、アルプスの少女ハイジ主題歌 「 おしえて 」
ヨーレ・ローレ・ロヒホー ヨヒ・ドゥディ・ヤホッホ~


ジャムパサックの町を元気いっぱいに過ぎさったところで、突き当りの三叉路にぶつかりました。
走ってきた舗装道路は左に折れていくのですが、
昨夜グーグルマップで確認したワット・プーへの最短距離の方角には、赤土の道が'まっすぐ延びています。

どちらにしようか迷いましたが、ワット・プーへの看板は未舗装の道の方を指しているし、
通りすがりのお爺さんもまっすぐ行けと教えてくれたので・・・老いたロコに従えと・・・

しかし・・・・ここが運命の分かれ道、地獄の入口だったとは (涙)



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砂埃が舞う赤土の道は、アップダウンのあるかなりハードなダートコース。
ママチャリで8キロのオフロードを走るなんて・・・ワット・プー、脱力系の名前に騙されて舐めてました、ごめんなさい!
( 遠く前方を走っているのが道を教えてくれたお爺さん・・プチ恨み )

木陰もなく、容赦ない南国の直射日光が、元から少ない体力をここぞとばかりに奪い去っていきます。
口ずさむ歌は、母を訪ねて三千里主題歌 「 草原のマルコ 」
はるか草原を ひとつかみの雲が~ あてもなくさまよい 飛ん~で~ゆ~く~
山もなく  谷もなく  何も~見えはしな~い~



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こげどもこげども・・・終点が見えてきません

思わず、フランダースの犬、ネロのセリフが口に
パトラッシュ、疲れたろう・・・ 僕も疲れたんだ・・・



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結局、炎天下のオフロードを1時間以上走りつづけることになってしまいました。
巨人の星主題歌 「 行け行け飛雄馬 」 を唸りながら
思いこんだら  試練の道を  行くが~ 男の~ ど根性~


必死の形相でワット・プーにたどり着いた時には、疲労困憊の脱水症状
遺跡入口のカフェでアクエリアスを2本イッキして、扇風機の前に倒れ込みました。

こんなにハードな旅を経験したのは、生れて初めてです。
食べ過ぎで苦しむのは毎度のことなんですが・・・汗
恐るべしワット・プーッ!


一息はついたものの、山の上のお堂にたどりつける自信はありません。
でもここまできたからにはと、取りあえず行けるところまで行ってみることに。

遺跡の入口から参道までは、電動のカートで連れて行ってくれました。



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参道の両脇には、有名なリンガがならんでいます。
リンガとは、サンスクリットで男性のシンボルを意味していて、ヒンズー教では子孫繁栄の象徴として崇拝の対象になっています。
この地に寺院を建設したのも、後ろの山自体がリンガの形をしているからだそうです。



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アンコールワットもそうですが、こちらも日差しを遮るものがなく、直射日光が熱いというより肌に痛い。
クメール遺跡の観光には、パラソルとUV対策が必需品です ( 推奨SPF50以上 )



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遺跡に手が入れられ、少しづつ整理されているようです。



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参道の両脇に満開のラオスの国花プルメリア(ジャムパー)、美しいのですが・・・
もちろん愛でてる余裕などなし



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一段、登るごとに、二休み (笑)



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さあ、こちらから本格的な登り坂です。
お堂への石階段は、ヅカの大階段並みに幅が狭く、アンコールワットの最上段に登る階段と同じくらいの急勾配 DEATH
  


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足元は不安定な石畳



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ここまできたら、あとは意気地だけで頑張ります。



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ずいぶんと上の方まで登ってきました。



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あともう一息でお堂です。
ただこの最後の一段が、最大の急傾斜・・・



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とうとう、到着!
しかし、見物する気力は既に残っていませんでした・・・



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あまり綺麗に復元されずに、これくらいに朽ち果てている方が、遺跡らしくて好きです。
昔の世界を思い遣る、自分なりの夢と想像力に幅が広がります。



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レリーフはとても状態が良く、残っていました。



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右側は、アプサラ女神。
アンコールワットにある 「 東洋のモナリザ 」 と言われるレリーフより、こちらの方が ボッ・キュッ・ボ~ン
グラマラスかつ表情も愛嬌があってとても可愛らしい (笑)



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寺院から見晴らす風景は広大な平原が広がる緑の大地のみ、近代的な建物はなにも目に入りません。
寺院が建てられた1000年前の人たちもこれと同じ景色を眺めていたはず、
目の前にクメール王国の華麗な風景が重なるような気がします。

もしかしてアンコールワットが見えるかもと、一生懸命目を凝らして探したのですが・・・
家に帰って地図で確認すると、まったく裏側の方角でした・・・残念!


帰り道は、遠回りでももちろん舗装道を走って帰りました。
ただ無言で自転車を漕ぐのが精いっぱいで、写真を撮る元気がありませんでした。


昨夜行く予定だったベルギー人経営のカフェにも立ち寄って一休み。
メニューには、炒飯や汁そばのような簡単なメニューしかなくて、ディナーを楽しめるような内容ではありませんでした。


なんとかホテルにたどりつくと、とうに2時を過ぎています。
予定を大幅に上回る、5時間以上の苦行となりました。

自転車を降りると、部屋にも戻らず冷房の効いたスパに直行、そのまま受けたマッサージはまさに天国!
お陰様で筋肉痛にも悩まされずにすみました。


最後に、ワット・プーの麓にあるカフェの、少女たちのランチの写真を!



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親切に勧めてくださいましたが・・・
もう少し大きな蛙でしたら大好物なのですけど(笑)



つづく




by nonaetamu | 2016-06-12 04:07 | ラオス | Comments(0)