タイ & ラオス旅行記 2016年3月 バンコク 「 Kalapapruek 」 




朝ごはんを食べに向かったのは、BTS スラサック駅近くプラムアン通りにあるカフェ 「 Kalapapruek
バンコクにくると必ず伺うお店、アナンタラから電車で3駅、駅から徒歩3分です。



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こちらはタイの王族の方がご自身のお屋敷の一隅でなさっていらっしゃるカフェ。
お店にオーナーがいらっしゃるときは、興味深いお話を伺うこともできます。

以前は現在のお屋敷の3倍の敷地があり、シーロム通りまでつながっていたそう。
現在でもお父様のプリンスがお住まいになっていらっしゃるので、通常の邸宅ではなく「パレス」(宮邸)と呼んでいるそうです。
お向かいの「タンイン」も王族の方が経営するレストラン、この周辺は王族の方たちがお屋敷をかまえる邸宅街だったのでしょうね。


カフェを始めたのは、プリンセスだったお母様。

邸内に大勢いる使用人たちが、何もすることがなくいたずらに時間を過ごしているのをご覧になり、これではもったいないからとお屋敷の門前で自家製のケーキを売ったのがそもそもの始まり。 それをカフェにした理由も、外でお食事をなさると、やれ氷代だ、追加のサービスは別料金だと、細かく別請求されることが腑に落ちず、それならいっそ自分で飲食店をなさってみようということに・・・とても倹約家なプリンセスだったそうです(笑)

今でもお店で提供するものは、サラダのドレッシングにいたるまでお母様のレシピを変えず全て手作りなさっているそうです。




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とりあえず、毎度の3点セットを


「 トートマンプラークラーイ 」
( カレー風味のタイ風薩摩揚げ 110バーツ )




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トートマンプラーはあまり得意じゃないのですが、こちらのは別腹 !
揚げたてでふわふわのプリプリ、魚臭さもなく味付けも強すぎず、とても美味しく頂きます。
私にとって、バンコク一番のトートマンプラー !




ゲーンヌア・プリッキーヌー
( 牛肉のグリーンカレー 100バーツ )



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こちらも マイベスト グリーンカレー in タイランド !
手作りならではの、フレッシュなハーブの香りが最高です。

インド式揚げパンのロティで食べるのがこのお店のスタイルなのですが
こんかいはタイ風 素麺カノムジーンと一緒に



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銅鍋入りの大盛りよりも、通常の小盛のほうがお勧めです。
煮詰まってハーブのアロマが飛んでしまいました。



パッタイ・センジャン・グン
( 海老のパッタイ 110バーツ )



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パッタイもこのお店の名物です。
プラトゥーピーの有名店よりも優しい味付けで、個人的にはこちらのほうが、より好みの味です。



今回その他に注文したものは、

「 チュットゥ・ヌア
( 北部タイ料理の盛り合わせ 160バーツ )



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北部のソーセージ、ネームとサイウア、豚の皮をカリカリに挙げたケープムー、揚げ豚、トマトのディップ、ナムプリックオーン、茄子のディップ、ナムプリックヌム、と、小籠に入ったもち米カオニャオのセット。

さすがの味です。 

というのは御当主のプリンスは、プミポン国王の拝命を授かって、麻薬を栽培をしていた山岳民族や、貧しい農家を支援するためのロイヤルプロジェクトの長官をなさっているかた。 主に北部タイを中心に行われているプロジェクトなので、カフェのメニューにも山岳民族の料理や、北部タイのメニューが多く、バンコクとは思えないほど本格的で質が高いのです。 特にサイウアが自然な風味に溢れていて素晴らしかったです!



ヌアサンナイ・トムガティ・ナムプリック
( 牛ひれ肉のココナツミルク煮海老辛味噌添え 120バーツ )



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これは初めて食べた料理ですが、素晴らしく美味しかった!
紫色はレッドキャベツからの自然な色です。
ココナツミルクが苦手な私でも美味しくいただけました(笑)



デザートには

ロットチョン・シンガポール



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いも虫、内臓ちっくなスプラッター系の見た目はなんですが・・・・(汗) 
こちらも手作り感あふれるフレッシュな舌ざわりでした。


こちらのカフェ、心からお勧めです!

どのお料理も一流レストラン顔負けの素晴らしい味なのにお値段はとても良心的、
きっと周辺の学校の生徒たちに合わせた優しい値段設定なのでしょう。
(ただし洋菓子類は早急な現代化が必要かと・・・)
お坊ちゃま君、お嬢ちゃまの通うバンコク有数の私立校に囲まれて、お迎えにくるマダム達の社交の場になっています。
下校時には生徒たちが校庭に体育座りをして待つ中、校内放送で到着したお迎えの車のナンバーが流れています。


問題点は店じまいが早いこと、平日は6時に、休日は3時に閉まってしまいます。まさに殿様商売
その日の分を手作りしているので、遅い時間に行くと売り切れているメニューもたくさんあります。
店内には売店もあり、ロイヤルプロジェクトの製品が購入できます。



つづく

by nonaetamu | 2016-05-01 02:26 | タイ | Comments(0)