北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」


北京での記念の第一食目は、頤和園の中にある、宮廷料理の「听鹂馆饭庄」です。

食事のついでに、観光も一緒にすませてしまおうという、ものぐさな理由からです。

満漢全席で有名な老舗で、エリザベス女王陛下をお迎えしたことでも名前がとおっています。



国慶節中とあって、チケット売り場から、まるで初詣のような長蛇の列!

大勢の中国人観光客と一緒に世界遺産の広大な庭園をめぐっていくと、
「萬寿山」というめでたい名前の山の麓にレストランはありました。





北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13100272.jpg







立派なエントランスをくぐって、中に入ってみましょう。





北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13102468.jpg






中央に舞台のあるパティオを囲んで、四方に食堂棟が配置されています。

もとは、西太后が観劇をしたり、設宴をするために、作られた建物だそうです。






北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13172861.jpg







「鸝」とは、中国に生息するうぐいすだそうです。

優雅でチャーミングなネーミングですね!






北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13175126.jpg







ステージの天井も、素晴らしい装飾です。





北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13190020.jpg






食堂内部も、デコラティブ!
目黒雅叙園?




北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13201191.jpg






お昼はお仕着せのコース、一種類のみということなので、迷うことなくそれを選択。

正直にいうと、観光スポットの流れ作業の献立のようで、料理の印象はまったく残っていません。
ただ、酸辣乌鱼蛋汤という、イカの卵巣入りのスープがことのほか美味しく、
このあと毎日飲み続けることになりました。



聴鸝館飯荘の味わいは、世界遺産「頤和園」内というロケーションと、
サービススタッフの華麗なコスプレにあります。





北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13312856.jpg




料理の一品一品が、このように紅白衣装のような派手ないでたちで運ばれてきます。


食事のためにわざわざ足を運ぶほどではないにせよ、昼食時に頤和園を訪れた際には、
中国版メイド(女僕)レストランを体験する気分で立ち寄ってもよいかと思います。

料金は、220元でした。


ブログを書く予定がまだなかったので、料理等の写真を撮っていません、恐れ入ります。



北京2日目のお昼も、宮廷料理で有名な「仿膳饭庄」を訪れました。 
清の末代皇帝、溥儀の料理番達が開いたお店として有名です。

故宮近くの「北海公園」内にあり、食堂の造りや内装、湖畔のロケーションとも、聴鸝館飯荘によく似ています。

しかし、料理がいただけませんでした。
さらに観光地化が進み、揚げ物や炒め物も、冷めたお皿がでてくることもありました。





北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_13541377.jpg






楽しみにしていた好物のフカヒレも




北京旅行記 2014年10月 宮廷御膳 「聴鸝館飯荘」 「仿膳飯荘」_e0349423_14075759.jpg




写真でもわかるように、綺麗に掃除がされてなく、とても生臭い、
質・味ともに満足できるものではありませんでした。


会計は600元ほどでした。

かなり残念な結果に終わってしまいました。
申し訳ありませんが、こちらのお店は、積極的にはお勧めできません。



まあ楽あれば苦ありってことで。
食にはいつも前向きです 笑

では、気を取り直して、次の食事に備えましょう!


by nonaetamu | 2015-10-24 18:34 | 中国 | Comments(0)