インド旅行記3 2014年 「 シムラ 」



シムラ滞在の2日目、何の予定もたてず町をのんびり散策。
避暑地の趣きや山の空気、歴史ある町の風情を楽しみました。

シムラはイギリス統治時代に避暑地として栄えた古いリゾート。

1819年に別荘地として開発が始まり、1863年にはイギリス領インド帝国の夏の首都へ。
1903にはカルカ―シムラ鉄道が開通しました。

200年の歴史を持つアジア最古のコロニアルリゾートのひとつです。


山岳鉄道に5時間揺られて到着したシムラの町。 
頭に真っ先に浮かんだのは「どうしてここに?」という疑問。

シムラは山の上に開けた高原ではなく、尾根に沿いに細くのびた町。
そこから谷底に向う急な斜面に、家々が張り付くように連なっています。

列車でシムラに向かう途中、似たような地形の町をたくさん見たし、
シムラの奥にはさらに高い尾根が延々と続いています。

当時の首都カルカッタからも遠くダージリンやリシュケシュの方が便利なはず。
近くに温泉があるわけでも、とりたてて風光明媚なわけでもないし・・・・なぜここに?

思いつく理由としては、
「 ここで力尽きギブアップした ? 」

理想の高原リゾートを求めて遥か山の奥深く迄やってきたけど
そろそろ気力体力ともに限界。

目前に広がる果てしない尾根の連なりをみて、愕然とし
「 もう限界かも、ここらで良しとしない? 」

と決めたのではいかと・・・勝手に想像 (笑)
それくらい微妙な立地のリゾート地です。



ホテルの前を走るチャウラ・マイダン・ロード

左に進むと旧総督邸、右に進むとメインロード 「 ザ・モール 」 に通じ
20分ほど歩くとシムラの中心 「 クライストチャーチ 」 広場です。


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数多くのコロニアル建築が点在する異国情緒の街並み。

日本なら文化財に指定されそうな建物が、手入れもされず普段使いされている様子は
フランスの植民地だったプノムペンやホーチミン、インドシナの町に似た雰囲気です。


シムラ一番の観光名所 旧総督邸
「 バイス・リーガル・ロッジ 」



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ロッジというには立派すぎる建物
石造りの重厚な建築は、まるでハリーポッターの舞台のよう。
( 映画を見たことないけど 笑 )



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邸内の一部が一般公開されています
(一階のほんの一部だけですが)



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個人で自由に見学はできず
玄関に集合してツアーに参加。



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広い芝生の前庭
裏には英国式のローズガーデンがあります。

ここがホテルだったなら・・・



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訪問した6月には紫陽花が満開でした。



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朝靄や霧がたち、湿気が多いシムラの町

からっとした気候を好む日本人には苦手な湿気も
イギリス人にとっては故郷を偲ぶセンチメンタルな風土なのかも





おしゃれなリゾートのイメージがあるシムラですが
それはあくまでインドにおける基準

整然としているのは「ザ・モール」の周辺だけで
そこを外れると正にザ・インディアな混沌と猥雑の世界。

観光客で溢れかえる商店街は
昭和の温泉街や戦後の闇市のよう (笑)

陽の当たる南斜面は香港島並みに建物が密集し
崖のように急な斜面をエレベーターで移動するくらい


賑やかな南斜面とは対称的に北側は静かな景色が広がっています。



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北斜面にはチベットマーケットがありました。



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インドに避難したチベット族が営むマーケット。
衣料品や民芸品が売られています。



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マーケットで巨大なぜんまいを購入 (笑)
シェフにお願いしてインド風に料理してもらいます。



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細かくきざんでやっぱりカレーに。
期待していた山菜の風味は・・・どこか遠くへ (笑)



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明日は朝からリシュケシュへ移動
遠路8時間のドライブです!


つづく



# by nonaetamu | 2017-07-20 22:22 | インド | Comments(0)